iPhoneのカメラを使っていましたが、コンデジに変えました。GWや本格的な旅行シーズンを前に、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)に興味がある方のために。
※PowerShot G9 X Mark IIの口コミ(レビュー)としても利用できます。
iPhoneのカメラからコンデジに変えたきっかけ
iPhoneのカメラは、かつて持っていたデジカメと比べても画質は明らかに良く、素晴らしい性能です。しかし、電池の持ちが悪くなったことから、iPhone Xへの買い替えを検討しました。iPhone Xは、背景ぼかし機能がついていることも理由です。
念のためミラーレス一眼も試そうと思っていたところ、鎌倉で無料レンタルがあることを知りました。
キャノンのEOS M100という小型のミラーレス一眼での撮影です。電池の入れ方に戸惑ったくらいで、操作は説明書を読むまでもありませんでした。オートで上のようなボケ味がある写真が撮れて驚きました。
しかしミラーレス一眼は、やはり大きさがネック。45ミリまでの標準レンズでもある程度楽しめますが、少し物足りないのも事実。
自分の場合は小さな肩掛けカバン1つで行動することが多く、仮に45ミリまでの標準レンズだけだとしても、カバンには入りません。さらに、出張ついでに旅行に行くことが多く、左手にビジネスバッグ、右手にカメラで片手撮りの頻度が多めです。
分かりやすく言えば、次のようになります。
- 旅行やお出かけついでに撮影をする人:コンデジかスマホ向け
- 撮影をメインに旅行をする人:ミラーレス一眼、一眼レフ向け
結果として、コンデジを購入しました。
※なおスマホの方は、カメラで選ぶならiPhoneかXperiaがおすすめです。キーワードはソニー。Xperiaはソニー製ですし、iPhoneはソニー製のイメージセンサーを採用しています。
iPhoneとコンデジの写真の比較
iPhoneで撮影した写真と、今年コンデジで撮影した写真を比較します。
iPhoneでもなかなか良い写真が撮れます。
一昔前のデジカメと比べても、iPhoneのカメラは遜色ありません。
しかし、コンデジ(PowerShot G9 X Mark II)は、明らかに切れ味が違うことが分かると思います。オート撮影です。
コンデジなら、オート撮影でもボケ味を生かすことができます。撮影場所は、江戸川区内です。
iPhoneのズームはデジタルズームと呼ばれ、画質が下がるため多用は躊躇(ちゅうちょ)します。しかし、コンデジは画質が落ちない光学ズームでもかなり寄れますので、やはり差が出ます。
かつてデジカメからiPhoneにシフトした方は、iPhoneとデジカメがほぼ互角と感じたと思います。確かにiPhoneは、多額の費用を払ってソニーのイメージセンサーを使用するなど、とことん写真の品質を追求したモデルです。
しかし、多くの人がiPhoneを使っている間に、慌てたカメラ業界は、デジタルカメラの性能を飛躍させ、再度突き放しています。それが、現在のコンデジのクオリティです。
今週のお題「お花見」
コンデジ(PowerShot G9 X Mark II)の作例
コンデジ(PowerShot G9 X Mark II)の作例は以下をご覧ください。すべて、3月下旬の桜撮影です。
3月の最終週は、毎日のように桜を撮影し記事を上げていたので、定期読者の方はあきれていたかも知れません。
しかし、コンデジを持てば、恐らく毎日のように桜に呼ばれて撮影に出かけるようになります。上の写真は、最近発見した、日光を透過させる桜の風景です。コンデジを持たなければ、このような美しいディテールを知ることはなかったでしょう。
千鳥ヶ淵の夜桜です。コンデジのオートでもこの程度の絵になります。筆者は、すいている穴場の桜が好みですが、千鳥ヶ淵の夜桜だけは、どんなに混んでも行きたかった場所です。コンデジがなければ、苦労して人混みをかき分けることはなかったでしょう。
もちろん、Circulation - Cameraさんの写真を見れば分かるように、コンデジは一眼レフにはかないません。しかし、①いつでもカバンにしまっておき、すぐに取り出し撮影したい。②左手は荷物で埋まっていることがあり、片手撮影の機動力も欲しい。③金額を抑えたい、という方にはコンデジをおすすめします。
はてなブログには、一眼レフで撮影したブログが数多くありますが、Circulation - Cameraさんのように良い写真を上げる方から、そうでもない写真を上げる方まで、かなりの幅があります。つまり一眼レフを持てば、誰でも上手な写真が撮れるという訳ではないのです。
どのコンデジが良いのか
購入時、数日にわたり、口コミとレビューを読みあさった結果、もしコンデジを検討するなら、iPhoneも採用するソニーのイメージセンサーを使っているソニー製から検討すべきだと思いました。
価格コムのレビュー評点が軒並み高く、いまだに初期から最新まで5つのバージョンが売れ続けているのが、DSC-RX100シリーズです。価格は執筆時の最低価格。
- DSC-RX100 4.71点(35,938円)売れ筋15位
- DSC-RX100M2 4.55点(47,500円)売れ筋62位
- DSC-RX100M3 4.69点(60,799円)売れ筋12位
- DSC-RX100M4 4.54点(76,780円)売れ筋43位
- DSC-RX100M5 4.66点(94,260円)売れ筋11位
- (追記)DSC-RX100M6 2018年6月22日発売 予想価格14万円
自分の場合は、上のなかから選ぶのが難しかったことと、デザインに惹かれて、同等の評価を得ている、PowerShot G9 X Mark IIにしました。
- PowerShot G9 X Mark II 4.54点(41,779円)売れ筋6位
口コミを読みあさった結果、PowerShot G9 X Mark IIは、ソニーなみの評価を受けていると感じました。
実際に使ってみて、オートモードで上のような、iPhoneでは難しい写真がいくらでも撮れ、満足度はかなり高いです。
欠点は2つです。
- 室内で食事を撮影するような場合、カメラの判断ミスがある(ホワイトバランス、絞りを絞りすぎる)。食事撮影の場合、iPhoneの方が手軽。ただし、PowerShot G9 X Mark IIでは、全て調整は可能で慣れの問題。
- 超接写は苦手。花や昆虫をドアップで撮影することが多い方には向かない。
この程度なら十分寄れますが、超接写を試みるとピントが合いません。
望遠はこの程度なら楽勝です。望遠にすることで、架線などの間隔が詰まり、iPhoneでは撮れない写真となります。
以上、iPhoneのカメラからコンデジに変えてよかったこと~PowerShot G9 X Mark II でした。
- 2017年11月、購入初日で不慣れ、ご近所(東京都内)という厳しい条件での撮影記録です。
- PowerShot G9 X Mark II購入、翌日の記事。まだ使いこなせていない印象です。
- PowerShot G9 X Mark II購入、1週間後の記事です。
- 以下は全てPowerShot G9 X Mark II購入、数か月後の撮影です。GWや夏休みまでに慣れるには、4月の購入がおすすめです。