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旧古河庭園 現在の紅葉を撮影し、ランチと地形を探求してきました

都内屈指の紅葉の名所であり、インスタ映えしやすい旧古河庭園の紅葉を撮影し、周辺のランチを開拓してきました。古河庭園の歴史と地形的考察も少々。

取材日:2017年11月27日

※改訂・再編集しました。

旧古河庭園は駒込駅(西ケ原駅・上中里駅)から徒歩で行けます

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旧古河庭園です。

旧古河庭園は、陸奥宗光から古河財閥へと受け継がれてきた名庭園。古河財閥は、現在の富士通・みずほ銀行・損保ジャパン日本興亜などの源流。古川財閥のトップが住んでいたのが、旧古河庭園です。

武蔵野台地の際(きわ)にある斜面を利用した名庭園です。高い場所には、古河財閥のトップが住んだ西洋風の邸宅が立ち、低い場所には本格的な日本庭園。30分で洋の東西を味わうことができる名所です。

  • JR京浜東北線 上中里駅 下車 徒歩7分
  • 東京メトロ 南北線 西ヶ原駅 下車 徒歩7分
  • JR山手線 駒込駅 下車 徒歩12分

旧古河庭園のまわり方

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旧古河庭園は、高い場所に西洋邸宅があり、低い場所に池を中心とした日本庭園があります。正門を入ると、古川財閥のトップが暮らしていた西洋邸宅が目に入ります。

多くの人が紅葉(もみじ)に誘われ、西洋邸宅をカメラに収め、そのまま日本庭園に向かいます。あとは、道なりに一周するだけ。

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古河庭園の紅葉のピークは、11月下旬から12月上旬。いまが見頃です。

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古河庭園の低い場所は、日本庭園のエリア。大きな池を中心とした、素晴らしい庭園です。どこから見ても絵になるので、撮影はしやすいです。

ここを逃したらダメというピンポイントの場所はないので、予習は不要。ゆっくりと散歩していれば、カメラを構えている人が多い場所があるので、すぐ気づきます。

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ちょっと坂を上ると、一瞬で、そこは西洋の庭です。1周15分程度(撮影しながらでも45分程度)の道のりで、東洋と西洋の美を体験できる、貴重な場所です。

日本の庭と西洋庭園を違和感なく結ぶために、高低差が上手く利用されています。また、中間地点には、日本のつつじを西洋風に刈り込んだ、緩衝地帯があり、古河庭園全体としてのまとまりが感じられます。大正期の日本のあり方を示しているようです。

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古河庭園は、11月末までバラも咲いています。紅葉とバラを楽しみたいなら、今週末までには、訪ねたいところです。

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バラはまだまだ余力を残していますが、雨が降ると心配です。古河庭園を後にします。

古河庭園

  • 駒込駅(西ケ原駅・上中里駅)から徒歩圏内。
  • 見学所要時間は、30~45分程度。
  • 大きなもみじ、日本庭園、西洋の庭(バラ)、西洋庭園と、撮りどころがはっきりしており、初心者向けで、予習の必要はありません。

古河庭園の地形の謎

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出典:AC写真

東京では、京浜東北線(水色の電車)の東西で、地層が異なることをご存知ですか?

京浜東北線の西側は、武蔵野台地です。武蔵野台地とは、多摩地区・埼玉西部と山手線内を形成する頑丈な台地で、おおむね京浜東北線より西と覚えておけば、間違いはありません。低湿地を開発した下町と異なり、頑丈な地盤です。政府の主要な建物は、武蔵野台地の上に建てられています。

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古河庭園の地形は、一般に次のように説明されます。

武蔵野台地の斜面を巧みに利用し、台地上に洋館、斜面下の低地部に日本庭園が配置されている。

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説明を見た限り、上のように想像していました。日本庭園は、京浜東北線側に、西洋邸宅は、武蔵野台地側の駒込駅にあると思っていたのです。この想像の通りなら、旧古河庭園の手前側を駒込駅に向かう道は、登り坂になっているはず

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しかし、実際に駒込駅へ向かう道は、見事な下り坂。どういうことでしょうか?

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出典:東京時層地図

東京時層地図のアプリを開くと謎が解けました。埼玉西部から始まる武蔵野台地は、駒込駅付近でいったん低くなり、再び高度を上げて、京浜東北線の先で一気に高度を下げているのでした。

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つまり、上の図のようになっているのです。

武蔵野台地の斜面を巧みに利用し、台地上に洋館、斜面下の低地部に日本庭園が配置されている。

ネット上の説明では分からないはずです。ほとんどのサイトで、上のように説明されていると思います。 

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出典:東京時層地図

古河庭園ができる前、明治時代の古地図です。下が駒込駅、上が京浜東北線の上中里駅。いったん高度を下げた武蔵野台地は、また高度上げ、最後は崖のように高度を下げます。

武蔵野台地の最後のひと踏ん張りを利用して建てられたのが、旧古河庭園だったのです。さらに時代をさかのぼると、崖っぷちには、平塚城(豊島城)があったとのこと。背後が崖であれば防衛に有利ですし、高い場所に城が建つのは、世の習いです。

平塚城の跡地は、現在平塚神社になっています。

平塚亭つるおかの団子と平塚神社

古河庭園周辺には、平塚亭つるおかという和菓子店があります(地図印)。

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平岡亭つるおかは、内田康夫原作の推理小説シリーズにたびたび登場し、旧古河庭園の前後で訪ねる人もいます。

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推理小説に登場するというおだんごは、いたって普通です(笑)

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平塚亭は、不思議な構造。お店の側面にも玄関があるのです。実はお店の横は、平塚神社の参道となっており、かつては参詣のお客でにぎわっていたのかも知れません。

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訪れる人はほとんどありませんが、平塚神社の紅葉も見頃を迎えています。

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平塚神社は、もともと平塚城(豊島城)があった場所です。

城の主は、高い場所から、駒込方面の低い場所を眺めていたはずです。背後は急斜面のあと低湿地が続き、荒川が流れています。

旧古河庭園周辺のお寺とランチ事情

旧古河庭園の周辺には、目立ったランチスポットがなく、歩いて探してみました。

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真言宗豊山派城官寺にも、少し紅葉がありました(地図印)。

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真言宗豊山派城官寺は、檀家のための小さなお寺ですが、子どもが喜ぶ、ちょっとした工夫があります。

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見ざる聞かざる言わざるもありました。日光東照宮とは、逆並びです。

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寺を出るとノラ猫と遭遇。

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ランチ店見つけました(ちょっと心配)。上の看板に、寿司治と書かれています。

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平日の12時台でしたがお客はおらず、何とご夫婦とも小上がりで寝ていました(笑) しかし、扉を開けたあとの挽回は見事で、すぐに飛び起きて、言い訳ひとつせずお仕事モードに。散らかっているようで要所は片付いている内観から、期待できそう。

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ランチにぎり900円を注文。なんと、台の上に置かれました。本格的です。なめこの味噌汁もついてきます。

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ネタは大きめで、それに合わせてシャリも多め。まぐろは新鮮で、かんぱちは絶品。差がつきやすいタコは、茹でですが、固さがしっかりしており良いもの。あくまで日常づかいのお店ですが、回転寿司の攻勢のなか、生き残ってきたことにうなずける店です。

食べログではほぼノーマークですが、おすすめします。

このあと六義園に向かいますが、分かりにくいので別記事にします。撮影は、購入2日目のコンデジ、Canon G9X MARKIIです。素人でも、かなり撮れました。

お題「紅葉」

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