この記事では、長野県の浅間山・高峰高原ホテルをレポートします!標高2000m、雲海、夜景、星空、温泉が売りの山岳ホテルです。アクセス・ランチ・日帰りも案内するブログ記事。
- キュレーションでは探せない 絶景!浅間山・高峰高原ホテルの旅
- [アクセス]バスタ新宿から3000円で行ける、浅間山・高峰高原
- [周辺散策]霧の中の高峰高原ホテル周辺を歩く
- 高峰高原ホテル自慢の展望レストランと夕食
- 高峰高原ホテル自慢の夜景が見えました!
- [雲海]翌朝、高峰高原ホテル自慢の雲海が……!
- [日帰り入浴]高峰高原ホテルの日帰り情報
- 朝の雲海ツアーが急遽実施に!
- 高峰高原ホテルの朝食
- [ハイキング]高峰高原では、夏場はハイキングも可能
- 高峰神社山頂
- 高峰神社山頂から下る
- [ランチ]高峰高原ホテルの昼食
- [展望カフェ]高峰高原ホテルのカフェスペース
- (まとめ)キュレーションでは探せない 絶景!浅間山・高峰高原ホテルの旅
キュレーションでは探せない 絶景!浅間山・高峰高原ホテルの旅
塾講師時代の元生徒で、大学進学後、時間講師として活躍してもらった人が何人かいます。「労働基準法? 何それおいしいの?」的な世界は、学生講師といえども例外ではなく、予習や教材作りの負担は相当なものでした。今回は、元上司としての罪滅ぼしも兼ね、1泊旅行に招待しました。
時間をかけて旅先を探しましたが、キュレーション(まとめ)の旅行サイトでは同じような場所しか出てきません。どこにも行っていないコタツ記事は、よその情報をこねくり回すだけなのです。そのとき、思い出したのが、次のブログです。
知る人ぞ知る、露天風呂背中姉さんの「山と温泉のきろく」です。一瞬にして、連れて行きたい場所が見つかりました。
[アクセス]バスタ新宿から3000円で行ける、浅間山・高峰高原
長野県の浅間山・高峰高原は、バスタ新宿から直行バスが出ています。片道わずか3000円程度。
※4列シート、USB充電可能、コンセントなし、トイレあり、休憩は上下とも寄居(お弁当、パンなどの品揃えが悪い)。
梅雨の真っ最中である6月4週にしか予定が組めず、出発2週間前からは、毎日のように週間天気予報を見ていました。雲海・星空・夜景が自慢の宿に、梅雨に出かけるのは、かなりの冒険です。このヤキモキも旅行の大切な一部なのですが、キュレーターは、この心情を知らないはず。
着きました! 東京より10度気温が低いことは分かっており、2人の同行者にも再三伝えましたが、なかなか実感が湧かず、濃霧と冷蔵庫のような空気に驚いていました。
高峰高原ホテルの玄関。
高峰高原ホテル自慢の展望カフェスペース。晴れていれば、佐久平の町並みが一望できるのですが、残念ながらこの天気。高峰高原ホテルは、浅間山を背中に背負い、上田・小諸を見下ろす場所にあります。標高は2000m。
山のホテルのため、客室はシンプル。晴れていれば、佐久平、気候によっては雲海が見えます。バス、トイレはありませんが、洗面所つき。トイレは、山岳ホテルにも関わらずウオシュレットです。
無駄な写真を1枚。各自、持参したお菓子類です。雷鳥の里(長野)、白松がモナカ(宮城)など。コーヒーを置くホテルはほとんどないので、持参がおすすめです。
[周辺散策]霧の中の高峰高原ホテル周辺を歩く
- 周辺は散歩ルートは多数。
- 時間があれば高峰山(登り50分)、湿原(行き80分)へ。ビジターセンターか高峰高原ホテルフロントで案内。
写真は同行した2名。勤務していた塾の元生徒(大学進学後、時間講師)です。
曇りで霧が出ているのでホテルで寝ていようと思っていたのですが、外出したくてウズウズするようで、ホテル周辺へ。霧の山も、また良いものです。
霧が出ていても、高山植物の見物はできます。梅雨のせいで、新緑が勢いづいています。
高峰高原ホテル自慢の展望レストランと夕食
- フレンチのレベルは普通程度。
- 別注の信州牛がおすすめ。
高峰高原ホテルの展望レストランからの風景。晴れていれば、徐々に町あかりが灯る時間です。
2種の前菜の1つは、野菜のキッシュロレーヌ チーズ添え。同行者には大好評でしたが、フレンチとしては中の上くらい。ただし、手が込んでいますし、山岳ホテルとしては、合格点です。
パン。これは絶品です。チェーンの焼きたてパン屋では、全くかなわないレベル。水がおいしいのと標高の関係で、味が変わるそうです。アルプスの少女ハイジのパンのイメージ。
パンは、おかわり自由ですが、同行者がおかわりをし過ぎ、在庫がゼロに(笑) 数個ずつの準備のようです。
今回、予約したプランは、楽天トラベルの「信州黒毛和牛ディナープラン(13500円)」です(梅雨時、30日前予約の早割の価格)。信州黒毛和牛は脂が乗った部位(上)と赤身の2枚あり、サイズも大き目。この1皿でほかの料理が霞むような、素晴らしい味です。少し高くなりますが、黒毛和牛プランがおすすめ(デザートも品数が増え、レストランの席も良くなります)。
今回、同行した2名分は、楽天ポイントを27000ポイント使い、こちらで負担しました。楽天ポイントは、ブログの旅行記事で紹介した紹介料1%が原資。これは、各ホテルによる負担です。ホテル側には1%の負担が大変という声がありますが、今回のように、ポイントは必ず宿泊予約に使い、旅行記事にしています。いただいた手数料は、必ず旅行業界に戻すようにしています。
地ビールの中でも特に地元色が強い「浅間連峰」。麦の味がしっかりで、飲みやすいです。
黒毛和牛プランだと、デザートが増えます。外は暗くなっています。晴れていれば、遠景から夜景、そして星空に変わる時間帯に、夕食が設定されています(この日は18時から)。
デザート。
同行者がパンをおかわりし過ぎ、在庫が尽きましたが、よく見ると売店にカップ麺がありました。
高峰高原ホテル自慢の夜景が見えました!
深夜0時ごろ、霧と雲が一時消え、夜景と星空が見えました! スマホでは夜景は写らないため、双眼鏡を使って撮影しています。
※晴天の日には、星空観察ツアー(無料)が行われます。
[雲海]翌朝、高峰高原ホテル自慢の雲海が……!
- 雲海は早朝から、持って昼ごろまで。
翌朝、曇りの天気予報が外れ、部屋の窓から待望の雲海が登場!
展望カフェスペースからの雲海! 時刻は朝5時ごろ。
展望カフェスペースからの雲海!
大浴場からの雲海! ホテル側の宣材写真を上回る力作です。
[日帰り入浴]高峰高原ホテルの日帰り情報
- 11:00~17:30
- 雲海は昼頃に消えてしまうので、早めに到着し、展望カフェで待機したい。
- 大人800円(12~3月は500円)
- 駐車場あり
- 加温、加水、循環、タンクローリーだが、塩化物泉で湯冷めしにくく効果あり。都心のタンクローリー泉とは比較にならない。
- 露天なし(外には出られます)
- ドライヤー、シャンプー、リンスなどあり。
- 貴重品用金庫あり。
- 徒歩20分程度でランプの宿とかけもち可能(内湯、眺望は森の景色)。冬季は積雪で、移動できない。
朝の雲海ツアーが急遽実施に!
前夜には、みな中止だと思っていた、朝の雲海ツアーが急遽実施されました。7時から所要40分間のため、朝食を8時に予約しておくと、参加できます。
雲海の上に、小さく富士山も見えています。
朝の雲海ツアーのひとコマ。朝の鳥の声が、案内の声をかき消す勢いです。
雲海は、手が届く場所にあり、吸うこともできます……。
ちなみにこの不真面目な方の同行者は、寝坊したため、雲海ツアーには参加せず。8時頃の様子です。
高峰高原ホテルの朝食
朝食時、レストランからの景色です。雲海は朝に出ることが多く、宿泊がベターです。
朝食は、和食。卵の殻に入っているのは、プリンです。高峰高原ホテルは、山岳ホテルには珍しく、シェフのほかにパティシエも置いています。
考える卵
[ハイキング]高峰高原では、夏場はハイキングも可能
標高2000mの高峰高原ですが、ハイキングも可能です。6月で最高気温は10〜15度と、東京より10度程度低いため防寒の準備は必要です。
- 高峰神社(高峰山)へ登るコース … 登り50分、下り30分程度。晴天向け。
- 湿原へ行くコース … 林道を通れば、片道80分程度で湿原入口。曇天でも。
※防寒、雨具の準備。濃霧の可能性。熊は、ホテル側は危険性はないとしますが、目撃情報があります。浅間山の火山情報を確認(取材時は火口付近の規制)。ヘルメットは高峰高原ホテルで貸し出し。
高峰神社(高峰山)へ登るコースは、高峰高原ホテルの裏の白い鳥居が登山口です。20分程度登り坂が続きますが、あとはずっと尾根づたいなので楽です。
尾根づたいの道に出ると、あとは平坦。左が筆者。右は、真面目な方の同行者です。
高峰神社へ登るコースに咲いていた花。山桜?
高峰神社山頂
巨岩が見えると、高峰神社山頂はもうすぐです。
高峰神社山頂です。佐久平が一望できます。佐久平は、浅間山の噴火によってできた台地です。ご参考までに、軽井沢も浅間山の噴火が関係する台地です。
高峰神社山頂から下る
高峰神社山頂からの下りは楽で、30分程度。高峰高原ホテルに戻ることもできますが、今回は、高峰温泉ランプの宿に下りました。宿泊者以外も利用できるカフェは、高度が低いですが、バードウオッチングができます。
カフェ。
高峰温泉ランプの宿は、自噴温泉。白みがかった、本格的な硫黄泉です。お湯だけなら、高峰高原ホテルを上回るでしょう。
※一方、高峰高原ホテルの温泉は、タンクローリー輸送、加水、加温、循環と、温泉マニアなら逃げ出す条件ですが、湯冷めしにくい塩化物泉。その効果は、源泉かけ流しの群馬の名泉と比較しても、遜色はありませんでした。
高峰高原ホテルへは、スキー場を横切って戻ります。
[ランチ]高峰高原ホテルの昼食
高峰高原ホテルに戻りました。ランチの時間帯には雲海は消え、平常モードの景色になります。
メニュー
信州太郎ポークデミグラスロースカツ丼(1300円)。脂がさす、良い肉です。
[展望カフェ]高峰高原ホテルのカフェスペース
高峰高原ホテルのカフェスペースでは、松本市の清水牧場のメニューがおすすめです。
清水牧場から、高峰高原ホテルへの定期のお便り。
食べるヨーグルト(540円)は、超絶品。チーズの食感と味を兼ね備えたヨーグルトは、日本経済新聞ヨーグルトランキング1位。日経は、ステマをしないので、信頼度は高いです。
ヨーグルトにかかっているコケモモのジャムは、お土産コーナーの主力選手です。
(まとめ)キュレーションでは探せない 絶景!浅間山・高峰高原ホテルの旅
今回は、これまでに行ったことのない場所を探しました。キュレーションサイト(まとめサイト)では、いくら探しても見つからなかった旅行地が、取材型の個人ブログでは、簡単に見つかります。
今回の浅間山・高峰高原ホテルの旅は、雨の心配から、当日の雲海、山頂の風景、教え子との長い会話まで、大変良い思い出になりました。そして、現地に行かなくてはわからない情報も、手に入れることができました。経費は自分の分だけでも2万円以上、全て含めると5万円を超えます。
キュレーションサイトは、この全ての過程をパスし、個人サイトの情報を盗んで記事を作成しています。確かに個人サイトにも、欠点はありますが、キュレーションサイトが上位表示されれば、現地取材型の個人サイトは継続できなくなってしまいます。キュレーションサイトは既存の情報を組み合わせるだけで、価値がないものと考えます。ぜひ「山と温泉のきろく」など、個人サイトを助けていただくようにお願いいたします。
夏の穴場の旅行先をお探しの方は、姉妹サイトの記事もぜひご覧ください!