3月27日(木)に都内の桜の満開宣言が出ました! しかし、土日、そして平日の夜のお花見は混雑必至。あまり気が進まないという方のために、混雑なしで楽しめる穴場となる、大学キャンパスの桜ベスト8をご紹介します。
- 2019年3月21日 開花(東京都)
- 3月27日(木)に都内ソメイヨシノ満開宣言が出ましたが、5~6分咲きの場所も多くありました。土日から4月6日頃までが見頃かも知れません。
- 土曜日は朝夕晩に雨の予報ですが、弱い雨ですので桜への影響は少なそうです。
大学のお花見とは?
桜はきれいでも、大混雑やビニールシートが苦手。ゆっくりと楽しみたい、小さな子どもを連れて行きたい、ひとりでお花見をしたい。仕事のついでに、ふらりと寄りたい。
そんな方には、大学でお花見がおすすめです! 大学のキャンパスは現在春休み。ゆっくりとお花見が可能です。
大学のキャンパスに入ってもいいの?
大学のキャンパスに入ってもいいのでしょうか?
大学のキャンパスは、原則部外者立ち入り禁止。しかし、例えば東京学芸大学(小金井市)は、通年構内立ち入り自由。跡見学園女子大学(新座市)、国際基督教大学(三鷹市)は、日時を決めてお花見来校の便宜を図っています。このほか、ウェブサイトやツイッターで、桜見物を呼びかける大学も増えています。
大学で桜を見る場合、以下のような配慮が必要ではないかと考えています。
- ビニールシートを敷かない。
- 飲食をしない。
- 学生や教授の研究の邪魔になるような行為をしない(騒がしくしない)。
- 時間帯に配慮する(常識的には9時から17時)。
- 建物内には一切立ち入らない(外部利用案内のある学食を除く)。
- 入学式等混雑する日を避ける。
- 女子大(跡見学園女子大学の新座キャンパスを除く)、短大、小規模で構内に地元の方を見かけない大学への訪問は避ける。小中高校は、例外なく一切立ち入りできない(参考:文科省 学校施設の防犯対策について)
以下は、筆者がまわった中でのベスト8です。大学らしい広さやゆとり、開放感、そして混雑しないことを基準にランキング化しました。漏れている名所があれば、はてなブックマーク等でお知らせください。追記してゆきます。
1位 ICU国際基督教大学の桜
大学の桜1位は、国際基督教大学!
都下・三鷹市の緑豊かで静寂な郊外にあり、周辺にお店などはありませんが、静かな場所で地元の方の密かな楽しみとなっています。
写真は、昨年の都内開花日12日後。2019年に当てはめると、4月2日ですので、満開期間後半で少し散り始めていますが、桜のじゅうたんが美しかったです。
- 武蔵境駅からバスで12分
- お花見は大学指定のエリア内で(例年、原則土日の10〜17時)
正門からキャンパスまで続くまっすぐな構内通路に、106本の桜が植えられています! 樹齢67年のため、桜の木は大ぶり。大学構内のため、車はほとんど来ません。
- 桜のトンネルは見事(車がほとんど来ない)
- 近くのルーテル学院大学はさらに穴場(入構している人は見かけませので、道路から見てください)
2位 東京農業大の桜
大学の桜2位は東京農業大学の桜です!
正門から桜並木が続き、農業大学らしく、しだれ桜などソメイヨシノ以外も植えられています。
- 小田急線経堂駅から徒歩15分/東急田園都市線用賀駅から徒歩20分(バス便あり)
- 立ち入りに関しては研究環境に十分配慮し自己責任で
写真は、開花日12日後。2019年に当てはめると、4月2日ですが、1位のICUよりは桜の樹齢が若く花勢が強く、ほとんど散っていませんでした。世田谷区の大学ですが、私鉄の駅から少し離れており、落ち着いた住宅地です。
- 経堂駅からの商店街は、女子向けのおしゃれなカフェなどもあり、散歩に最適。
- 正門からの桜並木が圧巻。
桜が見える学食は、外部利用も可能です(入口に表示あり)。他大学は、春休み中は学食を営業していないことも多く、珍しいケースです。
東農大は、キャンパス付近に「食と農」の博物館(開館日時はこちら)や天然温室バイオリムウがあり、東農大オリジナルドリンクの自販機もあります。日帰り旅行並みの楽しみ方ができる大学です。
3位 東京学芸大学の桜
大学の桜3位は東京学芸大学の桜です!
正門から構内へ続く桜並木が美しく、構内にも多くの桜が咲きます。写真は、開花日13日後。2019年に当てはめると、4月3日となり、散り始めで葉桜もごく一部に見られました。しかし、樹齢の割には長く頑張って咲いています。
- 武蔵小金井駅 徒歩20分(またはバス)
- 構内立ち入り可の表示
広大な構内や北側のグランドにも桜があります。南側にある正門から入り、構内を歩き、北にあるグランドに抜けるルートがおすすめです。北側にはバス停があります。
- 正門から200メートルの桜並木
- 樹齢70年の桜も
2019年の開花状況
写真は、今年の3月28日の東京学芸大の桜並木です。木にもよりますが、桜並木の平均はまだ3分咲き程度。見頃は4月に入ってからになりそうです。キャンパス北側のグランドと道路の間も、3分咲程度です。
同じ東京学芸大でも、構内の桜は満開です。こちらが散り始める頃、桜並木は満開になるはず。4月第1週の中頃の訪問が良さそうです(4月4日は入学式のため、自粛を)。
4位 明海大の桜
大学の桜4位は、千葉県の明海大学の桜です!
テニスコートを囲むように桜がたくさん植えられており、地元の親子連れをよく見かけます。写真は、開花日7日後。2019年に当てはめると、3月27日となり、ちょうど8分咲き(満開)となったくらいです。
- 京葉線 新浦安駅から徒歩8分
- 立ち入りに関しては研究環境に十分配慮し自己責任で
明海大学の桜の特徴は、樹齢が若く木の丈が低いこと。目の高さの少し上に咲く花も多く、スマホでもアップの写真が撮れます。また、海沿いで野鳥が多く、コンデジのズーム程度でも野鳥の写真が簡単に撮影できます(レンズ沼の方なら楽勝)。
ベンチは、大学が春休みのためすいています。明海大は、桜が咲いている場所が大学の建物とは少し離れ、広場のようになっており、地元の方も利用しているようです。
- 木の高さが低く、スマホ向け。
- 海沿いのため野鳥撮影のチャンスが多い
5位 東工大の桜
大学の桜5位は、目黒区の東工大の桜です! 東急線利用者には有名なお花見スポットで、正門から本館に至る桜並木は見事! ある程度人は集まりますが、ビニールシートは禁止で、ベンチも待っていれば空くことが多いです。
大学側もお花見の注意点の掲示を出しており、沿線住民への計らいとして容認のようです。写真は、開花日11日後。2019年に当てはめると、4月1日となり、満開の後ど真ん中といった状況です。
- 東急目黒線(大井町線)、大岡山駅目の前。
- 見学上の注意が貼られ、見学は許容。
東工大の桜の特徴は、横に大きく枝を張った桜が目立つこと。子どもでも目の前に桜の花を見ることができますし、スマホでの接写撮影も容易です。
2019年の開花状況
今年の3月27日の東工大の桜並木です。まだ、5〜6分咲きです。
桜並木から外れた、芝生広場の様子(芝生広場はビニールシートを敷けるようです)。ソメイヨシノより早く咲く品種のため、すでに満開でした。メインのソメイヨシノがピークを迎える頃には散り始めるはずです。
夜の東工大
19時少し前に訪ねてみましたが、まだ正門は空いており、人の出入りがありました。大学のためライトアップはありませんが、一部街灯に照らされている桜があります。スマホでの撮影は厳しく、コンデジか一眼レフがおすすめです。
夜桜
— ブログ運営部@とらべるじゃーな (@travel_jarna_b) 2019年3月27日
目黒区・東京工業大学 pic.twitter.com/aMArt1RHQy
6位 明治大(和泉キャンパス)の桜
大学の桜6位は、明治大(和泉キャンパス)の桜です!
桜並木の規模としては大きくないのですが、京王線の明大前駅からすぐという点が魅力です。
- 明大前から数分
- 立ち入りに関しては研究環境に十分配慮し自己責任で
正門を入ってすぐ左に桜並木があり、中庭に桜の大木が1つあります。このほか、ベンチのある広場にも桜が咲いています。写真は、開花日9日後。2019年に当てはめると、3月30日となり、満開の前半戦といった時期です。
春休み中は閑散としていますが、桜の見えるカフェは平日、土曜日は営業中です。
明大はキャンパス内の桜はさほど多くありませんが、少し歩くと桜と井の頭線の撮影もできます。井の頭線には、ピンクの車両もあるので、少し待てば写真が撮れます(作例は次の記事に)。
7位 東京大(医学部付属病院付近)の桜
大学の桜7位は、東京大(医学部附属病院付近)の桜です。とても美しい景色ですが、知名度があり思いのほか人出がありますので、7位に置かせて頂きました。
- 本郷三丁目駅 徒歩10分/上野駅からバス
- 桜の名所である上野公園不忍池(土日や夜は身動きできない混雑)まで徒歩7分
- 立ち入りに関しては研究環境に十分配慮し自己責任で
上の写真の道路沿いの桜のほか、広場のようになっている場所もあり、そこはビニールシートを敷いてよいようです。
東大本郷キャンパスには、歴史的建造物が並びます。なお、正門側には、数カ所の桜がありますが、規模は小さめです。
暫定8位 跡見学園女子大学(新座市)の桜
もうすぐ4月ですね。
— 跡見学園女子大学 (@Atomi_univ) 2019年3月27日
学内の桜が至るところで咲き始め、だんだんと満開に近づいています。
5月上旬まで一般公開としてキャンパスを開放していますので、どなたでもお気軽にご覧いただけます!!
*桜の情報はInstagramでも随時更新します🌸 pic.twitter.com/kvP3WGleou
埼玉県の跡見学園女子大学の桜は、比較的有名です。今回どうしても回り切れなかったため、暫定8位に置かせて頂きました。
女子大や短大は、通常入構の制限が厳しいですが、跡見学園女子大学(新座市)は、桜の期間に限り、受付で申請し記名することで、入構が可能です。
- 2019年4月3日は入学式のため入構できません。
(備考)明大の駿河台キャンパスは、桜はほとんどありませんでした。東京農工大(府中市)は、桜がきれいですが、正門に大きく立入禁止と書かれているため、掲載を見合わせました。なお、東京農工大構内の科学博物館は、一般利用が可能です。
【まとめ】都内中心 大学キャンパスの桜ベスト8を紹介します!
以上、【混雑なしでお花見】都内中心 大学キャンパスの桜ベスト8を紹介します!でした。ぜひ、ご参考にどうぞ。
大学の桜の見学は、地元サービスが主眼であり、何かトラブルが起こればなくなってしまうものだと考えています。ぜひ、静粛とマナーを保ち、様子を見ながら見学してみてください!
(注)江戸川区・船堀は、大学ではありませんが、おすすめです。ビニールシート禁止で、小さなお子さん連れの家族や、1人で見に来る人も多い穴場です。温泉あり!
(注)大混雑でも一生に一度は行きたい、千鳥ヶ淵の夜桜を掲載。
(注)河津の桜はもう終わりましたが、来年の予約はお早めに。
(注)名前に桜がつくだけ笑www.jarna.jp