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【怖そうな宿】伊豆・修善寺 神代の湯に泊まってみました

修禅寺

修禅寺

6月の梅雨のはざま、伊豆・修善寺に宿泊することになりました。いつものように楽天トラベルで温泉宿を物色すると……。

よそ様に批判的な温泉宿を発見💦  比較広告を打つところに、良いところは1つもないと思っています。仮に内容がよくても、上から目線に、気疲れしたりします。

一汁一菜の温泉プランや、北投石の湯がある

神代の湯

一汁一菜。粗食・精進料理です(このプランの意味がわかる方のみご選択下さい)

しかし、興味を引くプランがあります。一汁一菜の玄米食プラン。ダイエットなどに最適。おもしろそうです。湯治場をイメージした、温泉宿のようです。玉川温泉で有名な北投石も設置。都内では入浴料が1回数千円くらいすることもあります💦  

チェックインは驚きの12時  観光は後日に回して早めのチェックインをお試し下さい

お湯に自信があるため、修善寺の観光は後日に回してとあります。ちょっと主張が強い宿のようです(嫌な予感も少し)。

神代の湯は、宿泊条件が厳しい! こわそう……

  • 日本語及び日本文化精通が予約条件です
  • 最終チェックイン17時
  • 18時過ぎましてお着きでない場合は夕食はご用意できません。
  • 日本人名(エージェント?)で予約→当日、中国人が来る。宿泊内容も理解されずに来館されるのは迷惑です
  • チェックインの際に「実は子供(乳幼児)同伴です」これは一般常識としてどうなのか?お考え下さい。
  • 当館が泥酔とみなした場合はご退館頂く事もございます。

日本語に精通が宿泊条件で、外人さんは拒否(観光立国日本はどこに)。最終チェックインはなんと17時(早すぎないか?)。18時に遅刻すると、夕食は抜きです……(近所にお店なし)。

なかなかハードな宿ですが、予約してみました。当日日程に余裕があり、絶対に遅れない自信がありましたし、楽天トラベルの評点が高め。楽天トラベルで、クチコミ数が多いのに4点以上を得ている宿は、たいてい大丈夫です。

三島駅から伊豆箱根鉄道で30分(特急)

踊り子  座席

三島駅で伊豆箱根鉄道に乗り換え。特急踊り子号は、JRホームから出るのでご注意を。乗り遅れそうになり、旅館に叱られるかと思いました💦

特急踊り子の車両は懐かしい雰囲気で、まもなく廃車になります。伊豆箱根鉄道線内は、特急料金は無料です。

踊り子  座席

中伊豆の山々を見ながら。田園風景に低い山が続きますが、茨城県と異なり火山性の山のため形が面白いです。伊豆半島は、海のイメージがありますが、山派にもお勧めできる場所です。

神代(じんだい)の湯は、修善寺駅からバスで15分

修善寺駅

修善寺駅です。伊豆箱根鉄道は、西武グループのため、運が悪いと若干の通勤感が出ます💦

東海バス

伊豆でおなじみの、オレンジ色の東海バスではなく、白地の伊豆箱根鉄道のバスに乗車。

バス

観光路線でなく、住民がメインのバス。田園風景を走ります。乗車時間は15分程度。

路線バス

バスは空いており、地元の人や小学生が利用。途中、ローソンが見えましたが、買い出しは、修善寺駅のコンビニ(21時まで)が便利です。

バス停から神代の湯まで徒歩15分

伊豆箱根鉄道のバス停からのルート。東海バスの場合、多少バス停の位置がずれます。

川

バスを降りたら、小川を渡り、地図を見ながら15分歩きます。

農村  修善寺

草刈機の音だけが鳴り響く、静かな農村を通ります。坂道にはなりますが、お年寄りでなければ、十分歩いて行けます。

修善寺 農村

坂を上がり、新緑がきれいな高台に出ます。

神代の湯

旅館・神代の湯に到着!  コンビニや商店はありません。

神代の湯の接客は丁寧でした

神代 の湯  フロント

神代の湯にチェックイン。男性スタッフが出てきましたが、腰が低く丁寧で、手際の良い案内。もう少し怖い人が出てくると思っていましたが、拍子抜けでした。

神代の湯

湯治場を兼ねたスタイルのため、シンプルな和室ですが、壁や畳は新しくきれいです。

神代の湯 部屋

窓からは新緑。小川のせせらぎの音だけがする、静かな宿です。

神代の湯  アメニティ

アメニティは、タオル、バスタオル、歯みがき、カミソリに、コットンと綿棒。コットンと麺棒がつく湯治場は珍しいです。

浴衣の代わりに、綿素材の作務衣 。デザインは普通ですが、ズボン+ポロシャツタイプなので、女性はありがたがるはずです。

部屋の灯りは珍しい調整式。明るさを無段階で調整でき、白熱球色にもできとても便利です。調整式の灯りを備えつけている宿は、ほかに2軒しか知りません。

  • 松本市 池田屋
  • 江ノ島シーサイドゲストハウス

www.jarna.jp

温泉大浴場は立ち寄りもあるがすいている

神代の湯

橋で小川を渡ると、温泉大浴場(手前側)があります。

立ち寄り湯も可能ですが、交通の便が悪いうえに1500円と高めの値段で、利用は少なめ。夜は19時まで(朝は10時から)。宿泊者に配慮した設定です。

神代の湯

内湯です! お湯は無色透明ですが、少し粘りがある感じで、温泉感は強いです。湯温は長湯も可能な41度。ナトリウム硫酸塩のお湯のため、湯冷めしにくいのが特徴。

神代の湯

お湯は存分にかけ流しです♨️ どんどん捨ててゆきます。

神代の湯

屋根がついた露天風呂は、木枠を使った、風情あるもの。 

神代温泉

露天風呂も存分にかけ流しです。

新緑

新緑と空が見えました。

お湯に自信があることを強調している宿ですが、温泉初心者の場合、色、におい、ぬめりが温泉らしさを感じる3大要素です。神代の湯は、無臭無色でぬめりもなく、お湯のまとわりつく感じと湯冷めのしにくさで温泉を感じますので、中級者向けです。

ミストサウナやドライヤーあり

神代温泉  ミストサウナ

ミストサウナは、それほど温まる感じはないですが、長居はできます。1番奥が特等席で、新緑を見ながら寝転ぶことができます。

ドライヤーは風力がまずまず高く実用的。ハンドソープは無添加。

牛乳。

休憩所からは川のせせらぎの音

神代温泉  立ち寄り湯  休憩所

休憩所。川のせせらぎが聞こえます。食事のサービスはありませんが、旅館の食堂でランチを提供しています。

神代の湯の夕食(基本プラン)

神代の湯  夕食

夕食は基本プランにしました。サイトで説明されていた通りシンプル……に見えますが、個々の完成度が高く驚きます! 料理は、畑で採れた素材によって、日々変わります。

神代の湯  夕食

自家製の無農薬の野菜や、きのこを使った料理。ご飯は、玄米です。

神代の湯  夕食

れんこんの天ぷら少々に、メインとなる豚しゃぶ。

薄味なのに味が濃い理由は無農薬の野菜!

神代の湯  小皿

野菜の小皿は、ダシが秀逸! 薄味ですが、野菜の味がよく、さらにそれが引き出されているので、薄味なのにしっかりした味。他の旅館では、見かけない完成度です。

神代の湯  小皿

こんにゃくとゴボウの煮つけも、ダシがよく、火の通し方が絶妙。料亭級の料理人がいるようです。

薄味なのに味が濃いという野菜料理は、多くの方が未体験のはず。ぜひ訪ねてみてください。なお、料理人は、料亭などでの修業経験などはなく、ご自身で研究しているとのことでした。 

時代に合わせて肉料理、お酒もしっかり提供!

神代の湯  しゃぶしゃぶ

豚肉は普通のもののようですが、自家製と思われるポン酢が印象的。場所がら水がよく、醤油、料理酒、みりんにこだわりがあります。

なお、宿の趣旨から提供がないかと思っていたお酒も、普通にメニューがありました。館内にお酒の自販機もあります。

神代の湯  デザート

水菓子のイチジクも、煮込み方や食感にすきがありません。旅館のフルコースも作れる料理人が、あえて質素な素材に挑戦しているようです。これは、リピーターが多いでしょう。

標準の料理のほか、一汁一菜のコースもあります(動物系不使用)。また、意外にも肉食派のためのボリュームコースもあります。

温泉マニアには有名だったようで、ツイートしたところ、記事の紹介がありました。

www.yamaonsen.com

下は、2013年頃の宿泊記。現在より質素な料理で、宿の時代に合わせた進化が感じ取れました。

www.onsen-oh-yu.com

貸切風呂は十分すぎる広さ!

神代の湯  宿泊者専用貸切

宿泊者専用の貸切風呂があります(天然温泉+北投石設置)。1名でも2名でもこの大きさ! かけ流しの温泉で、北投石が湯船に沈めてあります。

神代の湯  宿泊者専用貸切

貸し切り風呂は、深夜時間帯を除き常に営業。連泊の場合、10時から15時の時間帯も利用できます。時間は40分間で、借りたい時間を自分で台帳に書きます。

シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ドライヤー(風力まずまず)。お風呂も脱衣所も、最低5人は使える広さです。

朝食は珍しい魚が登場

神代の湯  朝食

朝食は、おかゆの玄米。

干物はゲホウという魚です。姿形から深海魚かなと思いましたが、深海としては比較的浅めに生息する深海魚でした。伊豆は駿河湾の深度が深く、深海魚が名産ですが、見た目も味も無難で、深海魚の入門にふさわしい魚でした。

野菜類は、やはり薄味ですが、野菜の味が濃いので、全体としては存在感のある仕上がりです。食感も非常に良く、茹で時間に相当の熟練があると思います。野菜料理は、料亭のレベルです。

神代の湯  朝食

追加した自家製しそジュース。シロップが多めですが、しそ感は強いです。

 以上【怖そうな宿】伊豆・修善寺 神代の湯に泊まってみました、でした。

編集後記

ゴミ箱

無駄のない記事を心がけていますが、ほんの少しだけ編集後記を。

写真は、ゴミ捨て場。クルマでゴミを捨てにきているお年寄りを見かけました。地方ではゴミ捨て場までの距離が、かなりあります。高齢者の免許の問題を考えさせます。

バスの到着時刻が過ぎましたが、シニアの方がまだ着きません💦 クルマがないと、通院や買い物も大変です。

修禅寺カフェ

修禅寺の観光ルートは、バス停→日枝神社→修禅寺→竹林の小径→足湯→バス停が基本(所要1時間くらい)。小雨の方が風情があるくらいで、梅雨どきにもおすすめです。竹林の小径にある写真のカフェはおすすめ。

修善寺駅で販売の、あじ寿司はおすすめ。日経が東日本5位の駅弁としたこともあるくらいで、豊洲の寿司屋と同じようなレベルでした💦

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下田のあじさいは、絶景。平日午前はガラガラで、鎌倉(明月院が有名、リンクは姉妹サイト)よりもトータルでは上だと思います。

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