本州一早咲きの伊豆・河津桜が満開になりました! 現地の様子をいち早くお伝えします。混雑を回避しつつ河津桜を楽しむ方法もお伝えします(ブログ記事執筆:2019年2月25日)。
河津桜の混雑対策 → こちらから(土日の車での見学は大渋滞。電車で朝9時台到着がおすすめです)
- 伊豆・河津桜とは?
- 河津駅周辺から桜並木!
- 河津桜は、見学ルートがシンプルなのも魅力
- 河津川沿いの桜並木!(まだ序の口)
- 河津川沿いの桜並木!(メイン会場)
- 峰温泉周辺の桜並木!
- 河津川沿いの桜並木!(帰り)
- 河津桜原木
- 河津桜の混雑対策
伊豆・河津桜とは?
河津町は、伊豆急下田の少し手前にある小さな町です。
河津桜は、伊豆の河津町に咲く、本州一早咲きの桜です。2月下旬のいま、もう満開を迎えました! 8000本の桜並木を見に、年に約93万人もの人が訪れます。
伊豆急の河津駅は、東京から特急踊り子号で約2時間半。普通列車だけなら、3500円前後で行くことができます。
河津駅周辺から桜並木!
河津駅を出て、高架の線路沿いに進むと、もう桜並木です!
伊豆急線の高架を背に。
青空、河津桜、菜の花の3重奏が美しいですが、曇っていても十分楽しめます。この辺は、まだまだ序の口。
河津桜は、見学ルートがシンプルなのも魅力
河津桜は、見学ルートがシンプルなのも魅力です。
河津駅前にもう桜並木があり、線路沿いに川に出たら、川を北上し、橋を渡って峰温泉大噴湯の桜を見るだけ。いろいろ調べる必要はありません。往復約1時間ですが、写真をたくさん撮ってしまうはず! 2~3時間は欲しいです。
河津川沿いの桜並木!(まだ序の口)
河津川に出ました! 海が見えます。
思わず海へ向かいたくなりますが、ここはメインルートではなく、省略しても構いません。メインは、峰温泉大噴湯へ向かい北上するルートです。
河津川を渡る伊豆急の電車も、撮影してみたい1枚です。
河津川沿いの桜並木!(メイン会場)
いよいよ、メイン会場の河津川沿いの桜並木! ほぼ撮影順に並んでいます。
河津川沿いをしばらく北上すると、大型バスの駐車場が近づくため、少し混んできます。写真は平日午前中(混雑対策は下に書きます)。
河原に降りることもできます。河津川の北は、天城越えです。伊豆半島は海沿いまで崖が迫り、海側のルートの開拓は困難でした。そのため、伊豆半島の中央部を進む天城越えの道が拓かれました。
峰温泉周辺の桜並木!
河津駅から北へ2キロ(徒歩約25分)。峰温泉大噴湯です。決まった時間に大噴湯が見られます。
峰温泉で折り返す人が多く、すぐ北側の桜のトンネルは盲点となり空いています!
峰温泉の北側には、みかん畑と河津桜のコラボレーションがあります。みかん即売所あり。
河津川沿いの桜並木!(帰り)
メイン会場の河津川沿いを駅に戻ります。着物の帯は桜の花、風流ですね。
河津桜原木
興味があれば、峰温泉へ行くときに渡った豊泉橋を左に折れ、河津桜原木へ。この1本の木から河津桜は8000本の桜並木に成長し、年に約93万人もの人が訪れるようになりました。観光資源の少ない河津の救世主と言えるかも知れません。
ちなみに、河津川沿いに並ぶ出店は何と150店! 河津の経済を支えています。
河津桜原木から川沿いに戻る道は、ちょっとした穴場。一息つきましょう。
河津桜の混雑対策
河津桜の見学には、約93万人もの人が訪れます。そんなに混むなら気が進まないという方もいるはず。
例えば、東京の千鳥ヶ淵の桜を訪ねる人は、100万強。それほど差がある訳ではありません。しかし、千鳥ヶ淵は10分ほどで歩ける距離。一方の河津の桜は、30分かかります。さらに河津の桜は息が長く、数字ほどの混雑感はありません。
ポイントになるのは、河津駅に東京発の特急踊り子が到着する前に見学を始めること。駅を先に出てしまえば、一本道のため、追いつかれることはありません。また、大型観光バスもお昼前から到着が増えますので、先手必勝と言えます。
特急踊り子は、曜日によりますが10時頃河津駅に着きます。東伊豆の温泉地や下田などに宿泊し、9時台には河津に着くようにします。
伊豆・熱川温泉の湯花満開の夕食!
— 旅行部@とらべるじゃーな (@travel_jarna) 2019年2月24日
中規模なので、料理に手が込んでいます! 大規模旅館にはない良さ。
アワビは同じ伊豆の大規模旅館と全然違う。 pic.twitter.com/7vqdVzyqXo
おすすめは、宿が駅から近い、熱川温泉、北川温泉、大川温泉です。8時からの朝食でも、少し急げば9時台に河津駅に到着します。下田や稲取温泉は、駅から離れた宿が目立ちます。河津駅の北にある、河津七滝温泉も便利です。
また、言うまでもありませんが、できれば平日がおすすめです。
クルマの場合は、河津駅の南側の海沿いから北進して進入することになっています、駐車場は数が多く把握は難しいため、駐車場に立つスタッフに尋ねると効率が良いです。
- 会場周辺の渋滞(土曜休日のお昼ごろからは、駐車場待ちが1時間半程度になることがあります)がめんどうな場合は、河津浜駐車場が徒歩圏の穴場です。
- 超ピーク時には、河津バガテル公園の駐車場が案内されますが、桜まつり会場への送迎バスの運行は、終了しています。峰温泉まで徒歩20分(行きは下り)。
クルマは、土日は駐車場待ち(1時間半前後になることも!)だけでなく、桜を見終わったあと、伊東・修善寺・下田方面へ向かうのにもかなりの渋滞が起きます(伊東方面の東伊豆海岸の道路は特に渋滞が激しい)。そのため、河津桜は電車で訪ね、その後伊豆急下田でレンタカーを借りて、南伊豆などへ向かうのが効率が良いです。
※平日は、駐車場待ちは午前はほぼなく午後は少々。伊東・下田・修善寺方面への夕方の渋滞は多少。
- 平日 特に午前は駐車場の確保は難しくありません。平日は周辺の渋滞も軽度です(写真は河津桜原木付近)。ただし、午後の到着はやや混みあいます。
- 土日 駐車場を探す場合、河津駅の南側の海沿いから北上して進入するルールになっています。特に午後は駐車場待ちの大渋滞が起き、1時間半程度待つことがあります(見学には2時間前後かける人が多く、なかなか空車が出ません)。電車をおすすめしますが、どうしてもという場合、朝の段階での到着が必須です。または、河津海岸駐車場を狙います。なお、近隣の駅周辺にクルマを置き、電車で河津へくる形もおすすめです。
河津桜の開花情報はこちらから(公式サイト)