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世界最速の走る美術館 現美新幹線に初乗車・撮影してきました!

世界最速の移動美術館・現美新幹線。上越新幹線の新潟県内に限って、土日限定で走るレアな特別新幹線です。今回新潟で仕事があり、待望の現美新幹線初乗車です!

世界最速の走る美術館・現美新幹線が新潟駅にやってきました!

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世界最速の移動美術館・現美新幹線が新潟駅にやってきました! 土日運転、6両編成の特別新幹線です。越後湯沢からの乗客が降りてきます。

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折り返し、車内清掃の間は、貴重な撮影時間となります。外装は、蜷川美花氏(東京都出身、木村伊兵衛写真賞)による、長岡花火大会の写真がプリントされています。

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いよいよ乗車です。乗車は、指定券を持っていても、自由席の扉から入り、空いているうちに写真を撮ってしまうのがおすすめです。

自分は、扉のない車両(13号車)が気になり、そこから攻めましたが、カフェとキッズスペースで、あまり利用はありませんでしたので、後回しでも大丈夫です。

現美新幹線11号車:松本尚デザイン

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現美新幹線の11号車(越後湯沢行き先頭車両)は、松本尚氏(兵庫県出身、神話などをモチーフにし、心理世界を生地や壁紙に展開)がデザインした、唯一の指定席車両です。

現美新幹線は、1~10号車が存在せず、11~16号車だけで運転しています。1~10号車はイデア界に存在し、その鏡像が現世の11~16号車なのです(多数説)←

※現美新幹線は、こまち(E3系)を改造したため、こまち同様11~16号車のみで運転しているという少数説もよく聞きます……。

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現美新幹線は、現在なら自由席でも着席しやすいようですが、分厚いシート、頭当てクッション、足乗せがある、実質グリーン車並みの指定席はお得です。

乗車時に窓のロールカーテンが下げられているのは、トンネルを出た瞬間に、黄色い光を全身に感じるための工夫なので、下げたままにしておきます。

現美新幹線12号車:小牟田悠介デザイン

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現美新幹線12号車は、小牟田悠介氏(大阪府出身、プリズムなどを駆使し、内外、構築と解体などの反転を表現)デザインによる車両です。座ると背中に窓があり、前面に鏡がある車両です。

12と14~16号車は自由席。写真のようなソファ配置がベースです。窓を背にして座る長椅子が基本で、一部、電車の進行方向または逆の1人掛けのソファがあります。

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現美新幹線12号車の鏡には、山々や青空、季節によっては稲穂が映り込み、まるで映画のように旅の景色を映し出します。そして、主人公として自分の姿も映り、トンネルが休止符となり、意外に心に残る車両です。

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現美新幹線12号車は、お客さんが座ってしまうと、プライバシーの関係からモザイクだらけの写真になってしまいます。全車両を撮影したい場合は、指定券を取って、自由席である12号車にまず乗って、撮影を済ませるのがおすすめです。

現美新幹線13号車(前方):パラモデル デザイン

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現美新幹線13号車の前方は、パラモデル(林康彦氏・中野裕介氏のアートユニット。2人の視差を生かし、模型遊びをベースに展開)デザインのキッズスペースです。

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自由に遊べるプラレールがあり、現美新幹線も走っています。

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遊び終わったプラレールは、こちらの鉄製のボックスに収納されるようです。

現美新幹線13号車(後方):古武家賢太郎デザイン

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現美新幹線13号車(後方)は、古武家賢太郎氏(広島県出身。ロンドン在住で、色鉛筆を用いた作品)によるカフェスペースです。飾られた絵は、新潟の三国街道を中心に表現されたもので、行きかう人々の思いや、棚田や一面の雪などの沿線の風景が、色鮮やかに描かれています。

カフェで注文したものは、座席に持ち帰ることができますが、1組のテーブルが置かれています。

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13号車は、指定席を除くと、東側の車窓を見ることができる唯一の車両です。東側の車窓でおすすめなのは、冬なら浦佐駅付近です。

現美新幹線14号車:石川直樹デザイン

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現美新幹線14号車は、石川直樹氏(東京都出身。人類学、民俗学の視座から、作品を発表)デザインの車両です。上越新幹線沿線の魅力を伝える写真を展示しますが、よくある観光写真ではなく、非常に独特な視点によって切り取られた、沿線風景が飾られます。

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石川直樹氏の写真作品は、新潟県民でなければ、どこの写真と言い当てるのは難しいでしょう。解説によると、新潟市内の海沿い(越後線沿い)や、十日町市津南町で撮影された写真とのことです。

大地の芸術祭とは?

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十日町市、津南町と言えば、ピンと来た方もいらっしゃると思いますが、3年に1度大地の芸術祭が開催される場所です(2018年は待望の開催年です)

芸術祭終了後も、作品の一部は丁寧に保存されています。なかでも印象的なのは、まつだい駅近くにあるパスカル・マルティン・タイユー氏(カメルーン)による色鉛筆の作品。

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こういった作品も保存されています。 冬季は雪で埋もれ近づくこともできませんが、春からは見学が可能です。

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現美新幹線は、新潟県のほんとうの魅力を知ってもらうための走る美術館でもあるのです。

現美新幹線15号車:荒川明香デザイン

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現美新幹線15号車は、荒川明香氏(広島県出身。自身の日常体験を題材に、見る人の意識を変えるような立体作品を手がける)デザインの車両です。散歩の際に、川に写りこんだ風景ともととなる風景の交錯点にインスパイアされた作品ですが、ポップで分かりやすく、家族連れにお勧めです。

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とても美しく、心が落ち着く作品です。

現美新幹線16号車:ブライアン・アルフレッド デザイン

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現美新幹線16号車:ブライアン・アルフレッド氏(アメリカ。文化庁メディア芸術祭・アート部門優秀賞受賞)による、新潟の魅力を表す映像作品です。長岡花火、矢川灯篭流し、おぢや風船一揆などが登場します。

なお、現美新幹線は、写真撮影の際に、ほかの乗客が映り込んでしまう設計が多いので、絞り調整か、背景ぼかしの機能があるカメラがおすすめです。この記事は、キャノンG9 X で撮影しています。

 

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映像作品は、ゆったりとしたペースで、次の画像に切り替わります。万代シティレインボータワー→新潟スタジアム→五智国分寺(???)→沿線の田園風景かと思います。

長岡花火、矢川灯篭流し、おぢや風船一揆は、レアなようで、2回見に来たのですが出現しませんでした。

現美新幹線が、終点越後湯沢駅に到着!

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現美新幹線の旅は、約60分で終了。全車両を見学していると、すぐに到着してしまいます。

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乗車券は、新潟・東京間なら途中下車できますので、越後湯沢駅で降りてみます。現美新幹線は、20分後に折り返しますので、撮影場所がないか探してみました。

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高台になっている東映ホテルの付近で撮影できましたが、吹雪になり、よくわからないショットになってしまいました。越後湯沢・東映ホテルは、東映映画がピークだったころ、潤沢な予算をもって建てたグランドホテルで、深く大きな大浴場が魅力です。

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プールのような深く巨大な内湯は、非常に印象的(東映映画ピーク時の財力を思い知るでしょう)。露天風呂もあります。立ち寄り湯は、12:30~19:00(1300円)。スキー場直結のホテルのため、冬場はそれなりに賑わいますが、お昼は空いているでしょう。

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子どもが喜ぶ、東映のキャラクターデザインの部屋があります。男の子向け、女の子向けで、季節によってキャラクターが変わります。現美新幹線との組み合わせによるサプライズにもおすすめです。

 

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以上、世界最速の走る美術館 現美新幹線に初乗車・撮影してきました!でした。

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