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ポケモンGO勝って、パズドラ死ねサンキュー

(^^)/ パズドラ一色だったゲームアプリが、ポケモンGOに取って変わられようとしています。今日は練馬区のあるお母様からの寄稿をまず紹介します。

練馬区のお母様からの寄稿

中学受験する息子が、ポケモンGOをしたいと言ってきたざます。ママはこれまで、欲しいものは買い与えてきたざます。でも、中学受験となれば話は別。頭ごなしでは反発するざんすから、まず自分で試してみたざます。

子どもの歩きスマホは危険ざます。ポケモンGOをインストールして歩いていると、ご近所の路上でも、ときどきモンスターは出現するざます。しかし、やってみて分かったのが、道路上ではめったにモンスターが出てこないことざます。

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ご近所を歩いていると、マップに「ポケストップ」の案内が出て、公園に行くように促されるざます。最近はお受験勉強のため、家にこもりっきりで、運動不足で、のび太さんたちとの会話も減っている様子ざんすから、たまには空き地や公園にでも出かけてほしいざます。

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ママも、バタフリーを捕まえたざます。ポケモンGOは、歩きスマホや引きこもりが心配されるざんすが、実際にプレーして正反対だと分かったざます。パズドラと比べると、外に出たりお友達と会話するきっかけとなる部分が多く、ママは悪くないと感じたざます。

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ママが知らなかったスポットも出てくるざます。

中学受験生に限らず、小中学生は自宅からご近所へ、ご近所から区内へ、そして都道府県へと視野を広げていくことが成長のために重要ざます。パズドラにはそういう要素はないざますが、ポケモンGOには、自然に子どもの興味を引き出しマップを通じて視野を広げていく機能があるようざます。開発の背後にあるgoogleは、このレベルまで考えているような気がママはするざます。そういえば任天堂も、子ども思いの企業ざます。

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ポケモンGOのよい点は、操作が簡単で集中力を奪われないところざます。モンスターが見つからない間はすることがないざますし、見つかってもボールを投げるだけ。そのため親子が会話をする隙間がたっぷりあるざます。

パズドラはやり始めたら会話にならず、四畳半島の別荘に持って行く持って行かないで、スネちゃまと大喧嘩になったこともあったざます。 歩きスマホは確かに心配ざますが、TONEのスマホのように、歩きスマホをすると親にメールが来る機種もあるざます。そこはしつけしだい。冷静に考えれば、歩きながら文字のサイトを読むよりも数段安全ざます。

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出典:ホーム|東京時層地図

ポケモンGOをきっかけに、子どもたちの視野が全国へ世界へと広くなり、古い建物から歴史へと発展していく可能性があるざます。そしてそこは、ママの腕の見せ所ざます。 ママはパズドラをアンインストールさせ、ポケモンGOを許可しようと思ったざます。他者を殺す場面がなく、課金への動機づけも少ないようで、安心ざます。

骨川

ポケモンGOは子どもの安全と教育を阻害するか

歩きスマホはじめ何かと批判されているポケモンGOですが、ママは5つのメリットを挙げています。

  •  歩きスマホが危惧されるが、道路上でのモンスターの出現は少なく、自然と公園など安全な場所に誘導される。
  • 公園や広い場所に行く動機づけとなり、運動やコミュニケーションの機会が増える。
  • 操作が単純なため、万が一歩きスマホをしてしまってもほかのアプリよりは安全度は高く、他人とのコミュニケーションの邪魔にならない。
  • 「ポケストップ」は、歴史文化的に興味を引くものも多く、子どもの関心を引き出し、歴史や文化への興味を喚起する。
  • 他者を殺す場面がなく、課金への動機づけも少ない。

私もママの意見に賛成です。

従来主流のゲームアプリだったパズドラは、子ども(あるいは大人)の時間をただただ消費していく面がありました。ゲームの世界にプレーヤーを釘付けにする要素が強く、また操作が忙しいゲームであり、周辺の実世界への関心やコミュニケーションを喚起する要素には乏しいものでした。確かにパズドラにも、友達申請の機能はありましたが、公園でゆったりとゲームを操作しながら、上級生や下級生との自然なコミュニケーションを誘発する要素はありません。この点でポケモンGOはパズドラに勝負あったという気がします。

もし歩行中に、ポケモンに出会っても、逃げてしまうことはありません。安全な場所に移動してから、ボールを投げて捕獲すればよく、世間が想像している以上に安全面には配慮が行き届いています。もちろん、歩きスマホもゲームも一切しないのが、子どもの安全と学力向上へのベストアンサーですが、そうもいかないならポケモンGOを上に取ります。ポケモンというキャラクターは大人にも親しみがあるので、世代の垣根ができにくいことも大きな特色です。パスドラに触れたことがないおばあちゃんが孫とパズドラ談義をすることは、1ミリも考えられませんが、ポケモンなら十分ありえます。孫から手渡されたスマホで、おばあちゃんもポケモンを捕まえることができるのです

googleや任天堂が絡むと、こうもゲームの質が上がるのかと驚くばかりです。外国人との交流がしやすいのも画期的な点です。

ポケモンGO勝って、パズドラ死ねサンキュー

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現在、電車のなかで本を読むよりもスマホのゲームをする人が増えています。

時代の流れなのですが、子どもや学生が社会的に搾取されることにつながりかねません。子どもや学生は、スマホのゲームに時間を取られています。知識や教養をストックした熟年が、職場や社会を実質的にリードするならば、それは若い側から見ればちょっとした搾取の構造にもなります。知識、教養の差で気づかぬうちに力負けしかねないのです。

スマホゲームを制作しているメーカーは、子どもや学生の時間をなるべく多く占有し、課金に動機づけすることを、第一義(最優先)としているように思います。ゲームメーカーによる時間収奪が過剰になり、学び、人と交流するための隙間が埋めつくされ、次の世代が育たなければ、タコが自らの脚を食うような事態に陥るのです。若い世代から借金して収益を上げるような、ウロボロス化した社会です。

その点でgoogleや任天堂は、自社の利益を確保しつつも、社会の活力が次の世代に回るようなコンテンツを創造していると思います。異論も大いにあると思いますが、日本の未来を考えてみると、少なくとも教育業界歴15年の私はパズドラとガンホーでなく、google・任天堂とポケモンGOの側にベットします。パズドラを捨てて町へ出よう。

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元ネタ(週刊新潮)

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