伊豆急下田駅のある下田は、知る人ぞ知るあじさいの名所です。伊豆半島の先端のため、足を伸ばすのは大変。そのため鎌倉や箱根に何ら劣るところはありませんが、ずっと人が少なく、おすすめです。ペリーロード、下田公園が見どころ。
※ちがかった:若者言葉で、違っていたの意味。
- 伊豆・下田のあじさい
- まずは、ペリーロードのあじさいを見よう
- 和洋が出会うペリーロードのあじさい
- 下田のねこ
- 下田の町なかにあるあじさいの群生地(的場稲荷神社)
- 下田のあじさいの大本命 下田公園(下田城址)
- 下田公園のあじさい 舗装された坂を登る
- 下田公園のあじさい さらに登り、港を見下ろす場所へ向かう
- 下田公園のあじさい さらに登り、あじさいの大群生へ
- 下田ではきんめ祭りも開催中(6月)!
伊豆・下田のあじさい
伊豆・下田では、6月1日~30日まで、あじさい祭りが行われています。金目鯛のきんめ祭りも同時開催。あじさいの見頃は6月中下旬。2018年も、早めに咲いた首都圏とは異なり、例年通りの様子です。
伊豆・下田へのアクセス
- 新幹線+特急踊り子号で2時間強。
- 特急踊り子号で、乗り換えなしで3時間弱。
- 帰りは伊東始発の普通列車もすいています(グリーン車あり)。
さほど時間はかかりませんが、伊豆半島の先端のため、遠いイメージがあり、狙い目です。
まずは、ペリーロードのあじさいを見よう
伊豆急下田駅を降りたら、まずはペリーロードへ向かいます。地図では直行のルートが出ますが、川沿いの散歩道もおすすめです。
稲生沢川は、川幅が広く港のように使われています。はじめ浦賀に上陸したペリーが、下田開港後に来航した場所が近くにあります。ペリーは、幕府の方針で、江戸から離れた下田に駐留を許可されていました。
ペリーロードです。下田に上陸したペリーたちが行進し、引き受け先の了仙寺へ向かったルートです。ここでペリーは、下田の人と出会いました。いまは、あじさいが静かに咲きます。
洋館を背にあじさいが咲きます(写真の大敵は曇り空。ペリーロードでは、曇りや雨でも、建物を背に写真が撮りやすいです)。
ペリーロードは、小さな川沿いの散歩道です。
和洋が出会うペリーロードのあじさい
江戸時代の名家が用いた、なまこ壁も見られます。ペリーロードは、洋と和が出会った道でもあるのです。
ペリーロードに並行する小径(こみち)も、味があります。
ペリーロードにはキャフェーもあり、外国人の方がくつろいでいました。
水面(みなも)です。
下田のねこ
下田にはねこがたくさんいます。ねこの保護のために場所は書けませんが、すぐに見つかります。
基本的には眠くて仕方ないのですが、クルマの音がすると必ずチェックして、また寝るねこです(笑)
眠そう。
下田の町なかにあるあじさいの群生地(的場稲荷神社)
ペリーロードのすぐそばには、全く知られていないあじさいの群生地である的場稲荷神社(マップ)があります。
神社の裏に、野生のあじさいの群生地があります。
下田のあじさいの大本命 下田公園(下田城址)
伊豆・下田のあじさいは、ペリーロードだけでも大満足ですが、実は序章に過ぎません。大本命の下田公園に向かいます。
下田公園は、地図に印をつけた場所(下田公園駐車場)から入るのがベスト。自然な道順で歩くと、ペリーロード側(下田市旧澤村亭)側の出口に出ます。
- 下田公園駐車場からのルート … 途中までクルマでも登れますが、途中のあじさいをパスすることになります。歩いて登りたいルートです。伊豆急下田駅から徒歩20分。見学は撮影をしながら40~60分程度。あじさいの大群生までは、坂道ですが、階段はなし。
- ペリーロードからのルート … 階段を登りあじさいの大群生に至るルート。すぐにハイライトになってしまうため、おすすめしません。時間が20~30分しかないときに利用します。
海沿いを歩いて、メインの入口、下田公園駐車場へ向かいます。下田の象徴ともいえる、円錐型の山を背にした港は、雨天や曇天でも霞んできれいです。
下田公園のあじさい 舗装された坂を登る
下田公園では、まず舗装された坂道を登ります。クルマでも登れますが、ぜひ歩いて登りたい場所です。
雨が降って、あじさいの本領発揮です。
下田公園には、様々な種類のあじさいがあり、様々な色に育てられています。
高度が上がると、港が見えてきます。
売店(飲食、あじさいの苗)と駐車場です。駐車場は、あじさい祭りの期間(6月)は有料。満車の場合は、下田海中水族館側の駐車場を案内されます。
売店と駐車場の広場には、展望台があるので忘れずに。
下田公園のあじさい さらに登り、港を見下ろす場所へ向かう
売店と駐車場の広場を離れ、さらに坂道を登ります。
下田公園のハイライトの1つ、港を見下ろす場所です。平日の午前9時頃の雨天時に訪ねたため、訪問客はわずかでしたが、この場所には一眼レフ+大型照明のカメラマンと助手がいました。
ちょうど漁船の出航のタイミングでした。6月は、金目鯛のきんめ祭りも開催中です。
下田公園のあじさい さらに登り、あじさいの大群生へ
下田公園(下田城址)の頂上付近のあじさい園と書かれた場所が、最大の見どころです。
眺めの良い場所に、ベンチがあります。
あじさいの大群生です!
あじさいの大群生です!!
大群生からも港が見えます。
このあと、道なりに進むと、階段を下ってペリーロードに出ます。じつは、写真の大群生のあとにさらにダメ押しの見どころがあるのですが、訪問される方のためにサプライズとしておきます。
下田ではきんめ祭りも開催中(6月)!
美松寿司のきんめ寿司(2100円)。吸い物も金目鯛入りです。
生の刺身のほか、塩でいただくあぶり、さらに醤油漬けもあります。ほとんど、儲けはなく、日によっては仕入れ値の方がずっと高くなることもあるそうで、可能ならお酒などとともに。 仕入れ数の関係で、大人数の急な注文には対応できないようです。
- お土産は、ハリスさんの牛乳あんぱん(平井製菓)がおすすめ。
- 三島由紀夫が気に入っていたマドレーヌ(日新堂菓子店)も人気があります。
- スーパービュー踊り子号の展望席(12席)も、指定券が取れればおすすめ。
- 伊豆急行線の車窓は、伊東線・網代駅の手前(東京側)と伊豆稲取駅の手前(東京側)が2大ポイントです。
宿泊する場合、伊東園グループの下田海浜ホテルが便利です。質は普通ですが飲食バイキングつきの宿で、露天風呂もあります。旧館は壁が薄いのでご注意ください。
下田公園に近く、12時チェックアウトのため、荷物を置いて下田公園に行くことが可能です。とくに雨天時は、部屋に戻って服を乾かせるので便利です。
以上、混雑軽め あじさいの名所・伊豆急下田(下田公園)はレベルがちがかった!!でした。
ブラタモリ下田編を知っていると、下田への理解は深まります。
【ブラタモリ伊豆・下田編】歴史・地形・観光ルートまとめ #107 (姉妹サイト)
首都圏の穴場なら八景島のあじさいがおすすめです。