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「別な人」が作る社会に引導を渡す

ゴルスタからの削除依頼にどう対応するか悩んでいる

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個別指導塾の森塾の関連会社が運営する、教育アプリ「ゴルスタ」が8月に大炎上しました。約2ヶ月後の現在、運営会社のスプリックス社が、批判したサイトに対して、「名誉毀損」として訴訟をほのめかす削除依頼を送りつけています。

kage-sogo.com

ほのぼの情報日誌さんが、削除依頼の全文を公開。一方、私が受け取った文面は以下の通りです。

10月25日22時台に削除依頼を受け取りました

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文面は、ほのぼの情報日誌さんが公開されたものと全く同じです。配信の時間帯も似ていますので、スプリックスの社員が、検索表示結果から機械的に同じ文面を連続して送信していたことが分かります。どのような立場の社員が、文面を作成し送信していたのかは、この記事内で明らかにします。

掲載していたゴルスタ批判の記事内容

www.jarna.jp

弊ブログ・健康じゃーなにも、ゴルスタ関連のエントリーがありますが、今回削除依頼を受けたのは、別サイトです。学校の先生などに向け、ワードプレスで細々と運営しているサイトになります。

趣旨は、両記事とも同じ。

・(ネット上では憶測を含めた様々な批判があるが)運営を批判した中高生の本名を、懲罰としてツイッター上に流出したことは明らかに問題(根拠)。

・ゴルスタのアプリ自体は、勉強に関心のない層をSNSで集客し、学習動画に導く要素があり、必ずしも悪いものではない。

・現在中高生に普及するLINEは、閉鎖的、集団的、監視なしと、集団いじめの温床となる要素を持つ。一方ゴルスタは、「相手を傷つける言葉、出会い、わいせつ」に対する、24時間の監視機能があり、現代的な意義がある。

以上3点です。

 

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出典:ゴルスタ旧公式サイト

ほぼ同内容をエントリーしたにも関わらず、別サイトに削除依頼があり、弊サイト健康じゃーなはおとがめなしになります。これは、別サイトは、学校の先生を読者に含むため、やや厳し目のトーンで書いたことが原因と思われます。

弊サイトでは、内容を精査せずに批判だけが先行していたネット界隈のムードに対し、あえて逆の視点から問題を提起するためにエントリーしました。

www.jarna.jp

読者の方はご承知の通り、弊ブログでは、ある当事者が一方的に叩かれているときに、意識して別の視点を提示するように努力しています(これは、太平洋戦争へ国民一致のもとに参戦していった、苦い過去を教訓としています)

実質的に同内容の両記事に対して対応に差が出ているのは、スプリックスの社員が夜間に各サイトの内容をよく読まず、検索表示結果から記事の「雰囲気」を見て、同内容の削除依頼を送りつけていたことが分かります。

削除依頼に対する筆者の対応

スプリックスからの削除依頼は、論理が破綻しています。要約すると、「企業が過去に起こした不祥事に関し、反省のうえ事業が整理されている場合、言及すれば名誉毀損に当たる」というとんでもない内容です。これが通るなら、重大な犯罪者が改名をすれば、過去の犯罪に関して一切言及してはならない、ということになります。

id:watto さんより。ご教示ありがとうございます。

こっちは刑法犯だから事情がちょっと違うか ⇒ グーグル検索に逮捕歴、削除認めない判決「公共性ある」:朝日新聞デジタル

www.jarna.jp

当事者と話し合うことなく、削除依頼文を公表することは、アンフェアだと考えましたので、上のエントリでは企業名は公表せず、メールの文面も要旨のみ掲載しました。これは、私が長く営業マンの仕事をしており、話してみないと分からないというスタンスを持っていること、さらに教育業界で仕事をしているため、運営母体の森塾が特に問題のある学習塾でないことを知っていたことが大きいです。

現在は、メール文面が複数箇所で公開されていますので、私が秘匿する意義は薄れたと思い、公開させていただきました。

お詫び)初稿ここより下の部分で、スプリックスをスプリック社と誤記しておりました。訂正いたしました。id:xevra 様の早期のご指摘に感謝しております。

スプリックス社に電話で抗議

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メールを開いたあと、スプリックス社に電話で抗議しました。メールを書いた当事者では話しにならないことは容易に想像できたため、はじめから上司の対応をお願いしました。

まず違和感を持ったのが、代表電話担当が、社として、昨夜削除依頼を広範に送信していることを知らなかったことです。削除依頼の送信は、当然多くの反響を呼ぶはずですし、ネット上に依頼文が流出するリスクを誰でも考えます。会社として、そのリスクが共有されていなかったことには、少々驚きました。

上司の方はこちらの主張をよく聞く、礼儀正しい人でした。メールの文面を書いたのは、想像通り若手の部下で、文面のチェックを怠ったとのこと。ネット上に流出するリスクを想定していなかった点に関しては、会社として幼い印象を持ちました。紙と赤ペンがいまだに主流をなす、教育業界の人間は、インターネットに疎いものです。しかし、ゴルスタというコミュニケーションアプリを過去に導入した以上、ネットに精通した人材を置いておくべきだと思いました。無論、置いていなかったから、炎上したのでしょうし、アプリの作成は外注だったのかもしれません。

経営母体の個別指導・森塾の評価

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出典:ゴルスタ旧公式サイト

現在、塾業界では個別専門塾が伸びています。しょせん学校と同じ形式の集団授業よりも、個別指導の方にメリットがあると考えるユーザーが増えているためです。しかし、標準生徒2人程度に1人の講師を準備する形は、講師の力量の低下に直結します。

まず講師はほぼ全てが学生アルバイトです。人数が必要なため、学力の精査はやや弱いのが実情です。さらに、失敗が目立つ集団授業に対し、個別指導はごまかしが効くため、4年間で学生アルバイトの力量を伸ばすのは困難です。総じて、個別専門塾の講師の力量はかなり低いと考えてください。

この状況に改善をもたらしたのが、新潟県長岡発祥の森塾です。講師の質は、他塾と同等ですが、個別塾では面倒で誰も手を付けなかった、指導マニュアルつきのテキスト(フォレスタ)を整備したのです。テキストは、存在するだけで指導の質をあげます。それまで講師の都合で適当に進めることができた個別指導に、ペースメーカーそして質の最低保証がつくことは、大きな進歩でした。そのため、ゴルスタを運営していた母体の森塾が、教育業界で低評価を受けているということは、特にありません。

スプリックス社が謝罪

数日後、スプリックス社から謝罪のメールが届きました。流出回避のために、6時間以内に謝罪文を送るような案件だと思いますが、思いのほか待たされました。危機管理意識の低さを感じます。

今後該当記事を削除するかどうかです。宇治学習塾小6女児殺害事件のような、重大な案件ではないので、弱小サイトが気張っていてもどうなのかなというのもあります。また個別塾には1:6程度で、まともに教えていない大手もありますので、テキストを整備したうえでの1:2指導型の森塾を批判してもという気持ちもあります。現在は記事を一旦公開停止にしました。今後どうするは、ずっと考えていますがまだ答えが出ていません。

運営に批判的な中高生が、ツイッターで名前を晒されたのが最大の被害だと思います。心に傷を負って……と話をふくらませることもできます。しかし、運営に反抗する気概がある中高生なら、むしろ武勇伝になりましょうし、完全な被害者ですので入試や就活での不利もありません。

述語が小さい案件につき、まあ消したってもよいよ、という考えもあり……。

www.jarna.jp

追記)森塾に関する説明を追記します。

スプリックス社の主幹事業である、森塾に関する説明が不十分ではないかと思い、多少追記します。

www.morijuku.com

上のリンクには、森塾の個別指導の様子の動画が掲載されています。つまづきやすい平方根の授業です。通常の個別指導塾は、テキストや指導マニュアルが存在しないため、主に大学生の講師が、その場の思いつきで、平方根の概念を指導し、思いつきの具体例を挙げていきます(要所要所で、生徒に発話を求めずに、一方的に教えている可能性もあります)

一方森塾では、個別指導ながらテキストが存在しています。そのため、講師は端的な概念の説明、段階を踏んだ具体例の提示を行っています。関連して、適切な発話の要求、無数の誉める作業を行っていることが分かります。このように、個別指導にシステムと最低保証を持ち込んだ点で、森塾は現在でも評価に値すると考えています。

※実際にid:hesocha様より「森塾のフォレスタって同業者の中では割と評判良かったから、ゴルスタの件って結構意外に思えた。余計なことせずに本業で頑張ってりゃよかったのに」とのブックマークコメントを頂きました。

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