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【体験談】ワークマンプラス(イージス)で、自転車、通勤、スキー・スノボは可能なのか?

ワークマンプラス(イージス)で、自転車、スキー・スノボ、通勤は可能なのでしょうか? 実際の体験談を交えて、ワークマンプラス(イージス、ファインドアウト)と、自転車、スキー・スノボ、通勤との相性を説明いたします。

ワークマンプラスは、作業現場に耐える性能のカジュアルウェア

ワークマン+

ガテン系御用達の作業着ショップが、ワークマン。近年は、作業着メーカーとしての、風雨や寒さを防ぐ技術の蓄積を生かした、カジュアルウエアの人気が上がっています。

特徴は、高性能で格安であるということ。まだ数は少ないですが、カジュアルだけをそろえた、ワークマンプラスの店舗もできています。通販購入も可能です。

ワークマンイージスは、防水性にこだわったシリーズ

ワークマンイージシリーズの標準モデルは、イージス透湿防水防寒スーツ上下組(上下で6800円)。軽量で薄いウェアですが、冬場でも、バイク乗り、釣り人、自転車通勤の人などに、強い支持を受けています。例年、店舗でも通販でも、すぐに売り切れる傾向です。

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薄いウェアですが、想像以上に防寒性が高く、防水性にもこだわりがあります。例えば、首周りは、ファスナー部分を布を重ねて覆い、さらにマジックテープで留め、1滴の水も侵入しないように工夫されています。

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パンツは上着よりも肉厚で、非常に暖かいです。

パンツのファスナーも、布を重ねて覆い、さらにごく少量の浸水した水を逃がす、風穴をつけるこだわりです。股の部分に幅があり、動きやすく、自転車乗りにも最適です。

ワークマンイージスは2タイプ

ワークマンイージスの売れ筋は、おもに2タイプです。

商品名 ポイント 特徴
イージス透湿防水防寒スーツ上下組 薄くて軽くて暖かい 軽くて防寒性が高い。冬場の自転車乗り、釣り、ジョギングなどがターゲット。デザインがスポーティで、タウンユース向けとは言えない。関東以西で山間部以外なら十分な性能。上下で6800円。
ライドオン・イージス 肉厚(重くはない) 防寒性がとくに高い。冬場のバイク乗りなどがターゲット。甲信越や北日本でも十分対応。デザインが良くタウンユースも可能。上下別売り(各4~5千円)。

肉厚タイプのライドオン・イージスを紹介

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写真が、肉厚タイプのライドオン・イージスです。2016年の品評会でサンプルを頂きました。定価は4900円(上着)。品評会で見たところ、質感がよく肌触りは合成皮革の製品に近いでした。

※記事の公平性を保つため、開発者と交流する機会は辞退し、抽選の景品も辞退しました。

冬の屋外でライドオン・イージスを着てみました

イージスライドオン

関東に初寒波がきた、2016年11月8日、ライドオンイージスを初めて着てみました。驚いたのが、部屋のなかで着ると、すぐに蒸し暑さを感じたこと。汗をかいてしまうので、部屋のなかでは着用しないほうが良いです。

外に出ても、寒さは全く感じません。本当に寒いのか、ファスナーを開いて確認したほどです。なお、首元は外気が入るので、コンパクトなマフラーがあったほうが良いです。

ライドオンイージス

ライドオン・イージスは、ポリウレタンとポリ塩化ビニルを50%ずつ混成した素材です。本革のバッグと比べれば、化学製品であることは、分かりますが、質感、手触りはかなり良好です。手で持つとかさばって少し重く感じますが、着ると思いのほか軽い、不思議さがあります。

夜はかなり冷え込みましたが、ライドオン・イージスは、自転車で走っても全く問題ありませんでした。外気温や天候に関わらず温かいので、厳冬期でも出かけたくなるはずです。家着の上に1枚でもOKですので、朝のウォーキングにもおすすめ。

ライドオン・イージスを寒い雨の日にテスト

ライドオンイージス

翌日は急な雨で、傘なしで自転車で約30分走りました。ファスナーは防水ではありませんが、特に気になる浸水はなく、寒さも感じませんでした。自転車やバイクで、予期せぬ雨にあった場合でも、30分程度なら、大きな問題はないでしょう。

ライドオン・イージスを雪の日にテスト

ライドオンイージス

2016年11月24日、大雪の日にイージスライドオンをテストしました(神奈川県の津久井湖)。マフラーがあれば、セーターなしでも問題ありません(下はスーツです)。外気の遮断性が高く、雪による水濡れにも強いです。

当日の寒さは、下の記事で分かります。

www.jarna.jp

関東甲信越なら、セーターなし、ライドオン・イージスだけでOK

ライドオンイージス

写真は、ワークマンプラス店頭で撮影した、イージスライドオンです。この写真は、2018年のものです。

結局2016年の冬は、セーターなし、ライドオン・イージスだけで過ごせました。首都圏はもちろん、長野県や、日本有数の豪雪で知られる新潟県内陸部でも問題なし。群馬のような、強風の地域にも強いです。

ただし、首都圏ならイージス透湿防水防寒スーツ上下組でも十分です。ライドオン・イージスは、以下のような方におすすめです。

  • 豪雪地帯や北日本を中心に、特にしっかりした防寒具を求める方。
  • 首都圏でも、長時間バイクに乗る方。
  • タウンユースに合ったデザイン性を求める方。

なお、ライドオン・イージスは、防湿性が高く蒸れやすいため、必ず定期的に洗濯してください。

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通販の場合、このように届きます。上着は4800円。

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色は4色、サイズは4つ。サイズは、日本人向けの標準的なサイズです。公式サイトでは、ライドオンで検索します。

シューズも安いく高性能

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雪国への出張がある方は、アウトドアブーツも激安(2300円)です。

タウンユースや、少々の雪や雨なら、写真のシューズ(1900円)がおすすめです。自分は、2018年に購入しました。ただし、サイズ刻みが大ざっぱなため、大きいと感じる場合は、市販の衝撃吸収タイプの中敷きを敷くとしっくりきます。防寒性が高い分、むれますので、防臭は注意してください。

イージスシリーズにスキー・スノボ用が登場?

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イージスシリーズには、さまざまなウェアがありますが、2017年の新作は、写真のイージススノー(上下で5800円)です。一見、スキー・スノボ用に作られたように見えますが、実はスキーウェアにデザインを似せただけ。

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スキーに利用するなら、生地の冒頭で紹介した、定番のイージス透湿防水防寒スーツ上下組が良いでしょう。データを見ると以下のようになります。

  • 耐水圧10,000mm
  • 透湿度3,000g/㎡(24h)

スキー場では、雪上に転んでしまったり、雪のベンチに腰かけたりのほか、降雪にあうこともあります。ここで基準になるのは耐水圧です。晴れのスキー場では、5,000mm、降雪のスキー場では、10,000mmが必要とされますので、イージス透湿防水防寒スーツ上下組は、これを十分に満たしています。

一方、蒸れにくさを示す透湿度は、激しい運動となるスキー・スノボでは、5,000g/㎡(24h)必要とされます(スノボ歴30年の飯田フサキ氏による)。イージス透湿防水防寒スーツ上下組では、数値がやや不足します。スキー・スノボウェアは、蒸れると体温低下にもつながります。そのため、レジャー目的のやや軽めのスキー・スノボなら、イージス透湿防水防寒スーツ上下組で対応できると言えるでしょう。

ワークマンプラスでの通勤(スーツの上に着る)ならファインドアウト(find-out)がおすすめ

イージスファインドアウト

イージスをスーツの上から着る場合、イージス透湿防水防寒スーツはデザインがふさわしくなく、ライドオン・イージスは、スーツの上着がはみ出してしまいます。

いくつか選択肢がありますが、丈が長めのファインドアウト(find-out)がおすすめです。

ファインドアウト

ただし、ファインドアウト(find-out)は、秋向けでやや防寒性は弱いため、冬はインナーの併用がおすすめです。

インナーは、ユニクロライトダウンがちょうど良いです。

ユニクロライトダウンと合わせる場合、ファインドアウト(find-out)はワンサイズ上を店員さんにすすめられます。自分は、身長175cmの標準体形で普段Lサイズですが、LLにしました。心配な肩周りの落ちはあまり感じられませんが、袖はやや長めです。親指を通して手袋代わりにすると便利です。暖かい日は、袖の先を折れば気になりません。

冬の首都圏なら、ワイシャツ+ユニクロライトダウン+ファインドアウト(find-out)で寒さ対策は十分ですし、甲信上越ぐらいの寒さでも、スーツ+ユニクロライトダウン+ファインドアウト(find-out)で寒さ対策は万全です(2018年12月に、新潟市、上越市、長野市、高崎市でテスト済み)。

北日本では、この組み合わせでは不十分でしょう。

 

スーツを着用しつつ、楽にカジュアルに過ごす方法は、次の記事で説明しています。

www.jarna.jp