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八つ橋の元祖?入手困難な生せんべいが東京上陸!

知る人ぞ知る愛知県の銘菓「生せんべい」。名にそぐわぬ甘い半生菓子ですが、徳川家康にゆかりがあり京都八つ橋の元祖との説も。このたび東京に登場しました。

生せんべいを知っていますか?

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生せんべいはミツカン酢がある愛知県半田市の銘菓。半田市周辺で販売されています。名古屋の一部デパートでも販売されていますが、旅行者が見つけることはまずありません。

桶狭間で苦戦し退却中だった徳川家康が、農家の軒先のまだ乾いていないせんべいを食したことに由来があるとされます。名古屋銘菓のういろうや、遠く京の八つ橋の原型になったとの説もあります。

東京では基本的に手に入りませんが、現在スーパーの「ライフ」が実験的に仕入れているようで、手に入れることができるようです。「ライフ」は長野県のみすず飴、新潟県の浪花屋の柿の種などの地方銘菓を置くなかなかのセンスがあり、その一環かもしれません。価格は大ボリュームながら300円と格安です。

【追加情報】

・ライフの関東圏全店で取り扱い(関西圏では扱いなし)

・関東圏では「東海フェア」として入荷。売り切れ後の再入荷はないので、賞味期限の関係から遅くとも5月21日頃には全店からなくなる見込み。

・うちの近所のライフの場合、私が4つ買い占めたため残り8つです(笑)

素朴な黒糖そのものを味わう

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生せんべえは米粉を蒸した半生菓子です。黒糖味は、米粉の自己主張が弱く沖縄産の黒糖の味が前面に押し出される健康的で素朴な味わいです。時間差ではちみつの味が広がります。食感は柔らかくもっちりとしています。

※新潟県松之山の「しんこ餅」にも似ていますが、日が経っても未開封なら味が落ちないのが優れた点です。食感は「すあま」に多少似ています。

米の味を感じられる白

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白い上白糖味は、黒糖と異なり米粉の味わいが前面に押し出されます。程よい甘さの白はやや大人向けです。名古屋銘菓のういろうに似た味です。

いずれの味も食感がとても印象的で、他に類を見ないお菓子です。販売元の田中家さんは大量販売するつもりはないようで、昔から知る人のみが購入する貴重なお菓子です。原材料は「米、黒糖、上白糖、蜂蜜、食塩、小麦粉」のみです。「宣伝をするくらいなら、いい材料を使え」という企業理念が代々受け継がれています。

スーパーのライフは首都圏と関西圏にありますが、どの店舗で購入できるかは未調査です(→追記済み)。もしライフに立ち寄る機会があれば、ぜひ検討してみてください。1パック260gは最低でも6人分はあり、値段は300円でした。掘り出し物です。

 愛知県以外の販売所

・三重県 伊勢市 伊勢神宮、おかげ横丁
・岐阜県 海津郡平田町 お千代保稲荷周辺の土産物店
・静岡県 遠鉄ストア
・東京都 千代田区有楽町 むらからまちから館
・兵庫県 神戸市 神戸酒心館
・福岡県 福岡市中央区 岩田屋三越

この記事で紹介したスーパー「ライフ」は臨時販売です(関東圏のみ。5月20日頃には全店からなくなる見込み)。姿形と商品名から内容を想像しにくいため、関東圏の人は見落としがちのようです。

www.jarna.jp