あっさりラーメンの旅シリーズでは、関東甲信越のあっさりラーメンを紹介しています。今回は、関東甲信越に19の支店を持ちながら、ちょっとマイナーな三ツ矢堂製麺です。お菓子用の小麦を使うつけ麺が特徴。
低評価 三ツ矢堂製麺のつけ麺を食べてみた
埼玉県深谷市の秩父鉄道小前田駅(花園インター付近)に用事があり、三ツ矢堂製麺深谷花園店に行ってみました。
三ツ矢堂製麺は関東甲信越に19店のチェーンです。
東京都
- 中目黒店
- 高田馬場店
- 大森店
- 武蔵小山店
- ぐりーんうぉーく多摩店
- 狛江店
- あきる野店
埼玉
- 深谷花園店(行った店)
- 川越店
- 上福岡店
神奈川
- 大船店
- Luz湘南辻堂
千葉
- 流山おおたかの森S.C店
長野
- 長野東和田店
- 長野篠ノ井店
- 佐久平店
静岡
- 静岡流通通り店
茨城県
- イオンモール水戸内原店
食べログの評価は低かったのですが、チェーン店の場合、食べログの評価は、デフォで辛めになることと、直感的に良さそうな感じがしたため、訪ねました。
つけめんが、届きました。麺は、並盛り(300g)にしましたが、倍量の600gまで無料で増量できます。
つけ汁は、柚子風味。つけ麺のつけ汁は、どのお店も、魚介豚骨、煮干しの双璧をなかなか超えられないのが実情ですが、うまくできています。柚子を利かせ、酸味で勝負と見せますが、辛さ、塩気、旨味などもソツなく押さえています。濃さもありますが、あっさり飲み干せるつけ汁です。
調味料感もなく、スープとして単体でも勝負になる完成度は、かなり研究を重ねたのではないかと思います。おすすめです。
自家製麺のビジュアルは、いかにもおいしそう。
まず麺だけ食べてみると、コリコリとした食感で、小麦の風味がよく、水切り・形・太さなど満点。つけ麺の麺の味の基準は、関東では、千葉のとみ田がそのひとつに挙げられると思います。そのとみ田と比較しても、タイプは違いますが、双璧の完成度です。
お菓子用の小麦を使っているとのこと。お菓子用の小麦を使った小麦は、過去に1度経験がありますが、そちらも完成度は高かったです。
つけ汁に肉は期待しませんが、大きめのものが3つ入っていました。ただし、肉は成型肉に濃い味をつけてごまかした感じ。チェーンのラーメン店は、都会なら駅チカ、地方なら駐車場を確保し、さらに店内を広くすることでコストがかかるため、肉質は切り捨てるのが普通ですので、やむなし。
三ツ矢堂製麺深谷花園店は、店内に相当ゆとりがあり、駐車場も完備です。
三ツ矢堂製麺はおすすめだが、問題点も
写真:店内の製麺所
三ツ矢堂製麺は、麺、つけ汁とも完成度が相当高いです。しかし、麺とつけ汁の相性はまだ研究途上。食べログの点数が伸びないのには、この点もあるでしょう。麺は角切りでしたが、つけ汁を拾う縮れの方が良いかも知れません。あるいはつけ汁に、オリーブオイルでも入れるか……。
このほか、オペレーションや店内の備品の細かいこだわりが不足していました。
※つけめんは、810円。訪問時は濃厚チーズソースつけめん(1020円)を注文しましたが、チーズとつけめんの相性が今ひとつ。デフォのつけ麺が、良いでしょう。
(まとめ)あっさりラーメンの旅 三ツ矢堂製麺のお菓子系つけ麺
お菓子用の小麦を使った麺と、味のバランスに工夫がある柚子系のつけ汁は、必食。近くにあったら、ぜひお試しください。
今回は、下のホテルに泊まった際に訪問。ホテルから徒歩0分です。
以下はあっさりラーメンの記事。