冬は旅行のシーズンオフです。しかし、雪見風呂に雪見酒もよいもの。雪国には、本来の姿が見られる厳冬期に行くのがおすすです。新潟・六日町温泉の安いくて良い宿・ほてる木の芽坂のご紹介です。
※安い良宿シリーズでは、関東甲信越の隠れたコスパの良い宿を紹介しています。
【一部編集中です】
過去の記事(一例)
雪国には厳冬期に行くべき
雪国には、大雪の季節に行ってこそ、その良さがわかると思います。雪見の露天風呂、雪見酒、また、雪かきなど大変な苦労だと思いますが、雪国の生活を知ることができます。今回、年末に新潟・六日町を訪ねてみました。
新潟県では、過去に300cmを超える積雪を記録したような豪雪地帯は、内陸部に点在します。
- 新潟県内で300㎝越え記録を持つ豪雪地帯 … 津南、十日町、高田、小出、関山、湯沢、野沢温泉、安塚、能生
今回訪ねた六日町(赤色で表示)は、300cm超の豪雪記録がある十日町、小出、湯沢(青色で表示)に隣接する豪雪地帯です。冬の十日町に何度か訪ねているうちに、雪国の良さが分かってきました。
信越線の立往生があった三条市は、緑色で示した付近で、どちらかと言えば沿岸部で、例年、豪雪地帯とまでは言えません。雪国の暮らしを見学したい場合は、内陸部が良いと思います。
※雪国に旅行のさいは、宿に情報を求めるなど、安全に十分注意してください。
新潟・六日町駅に到着
新潟・六日町駅に到着しました。かなりの雪ですが、1~2月にかけては、さらに雪が深くなるのではないかと思います。
※六日町までの行程は以下の記事です。
六日町のほてる木の芽坂に到着(六日町駅から徒歩10分)。六日町温泉のなかでは、展望露天風呂があるにも関わらず、宿泊費が安くおすすめです。以前から、いつかは泊まろうと思っていた宿です。
お部屋です。到着日は大雪だったので、景色はあまり見えませんでした。
六日町は南魚沼市ですので、コシヒカリのおむすびがサービスで置かれていました。早速、展望露天風呂へ向かいます。
展望露天風呂です。雪見風呂は楽しめましたが、降雪で視界はゼロでした(笑) 高台にあるので、晴れていれば、眺望が開けます。翌朝に期待します。
六日町温泉・ほてる木の芽坂 館内
ロビーです。到着時は、玄関まで出迎えがあり、部屋への案内もありました。鯉の産地・小千谷(おぢや)が近いからか、屋内に鯉が泳ぐ池もあります。
六日町・ほてる木の芽坂は、グランドホテルまでは行きませんが、それなりの規模。カラオケラウンジや、卓球台・ゲーム機(パチンコ4台)も備えています。
まだ現役のミニコンポ。スマホ←ipod←MDプレイヤー←CDラジカセ←ミニコンポのようにさかのぼれるかと思います。
決して観光地ではないので、建物はやや老朽化しつつあります。しかし、要所要所の改装はされています。
廊下は防寒性が弱く、やや居住性が悪い点があります。多客地区ではないので、石油代が捻出しづらいのではないかと思います。廊下には、数か所、石油ストーブがありますが、スイッチを入れっぱなしだと深夜に切れてしまうはずなので、通る時だけ自分でスイッチを入れるようにしました。
おもしろいのが、客室のお風呂。改装したころは、最先端のデザインだったと思われますが、今となっては、温泉旅館には少し不思議なデザイン。
六日町温泉・ほてる木の芽坂 夕食
六日町・ほてる木の芽坂の夕食です。
先に種明かしをしてしまうと、宿泊費が安いこともあり、決して派手さはない料理です。目を引くメインディッシュはなし。その代わりに、「太刀魚西京焼き」のように、余りお目にかからない料理が出てきます。そんな風にして、旅の印象に残るコースです。
夕食のほぼ全容です。写らなかったのは、南魚沼産コシヒカリの土鍋、デザートの水菓子です。
- 大崎菜のおひたし … 耳慣れない、大崎菜が登場。
- 太刀魚西京焼き … 太刀魚が珍しい
- 鮟鱇鍋 … なんと、高級魚アンコウが登場。カニも入っています。
- 鰈のトマトスープ … 和食にスープの変化球。具材はカレイ!
このように、話題になりやすい変化球勝負のコースです。量は多すぎずちょうど良いですが、ご飯はおかわりができます。
六日町温泉・ほてる木の芽坂の周辺
六日町温泉・ほてる木の芽坂の周辺にコンビニ等はないため、品ぞろえが良いおみやげ売り場で、夜食を調達します。
ルマンドアイスは、関東以外の限定発売。ブルボン本社のある新潟県で発売開始になった日から注目していましたが、当日はほとんど話題になりませんでした。新しいものは関東で発売しないと、なかなかブームを起こせないことを実感しました。
新潟県内を走る現美新幹線も、初日に急上昇ワードにすらならなかったと記憶しています。
六日町温泉・ほてる木の芽坂 朝食
朝食です。まぐろの刺身がうれしいです。
朝食も丁寧に盛りつけられています。
露天風呂 再チャレンジ
朝、雪がやみ、露天風呂から景色が見えました。
山々や六日町の町並みが一望できます。
(資料写真:八海山)
八海山では、雪解けのあと、カタクリの花が咲きます。
ネットで八海山を画像検索するとお酒ばかり出てきます。お酒の方が有名かも知れません。八海山で雪見酒というのも、よいと思います。
六日町で予算をアップできるなら
六日町で予算をアップできるなら、将棋の竜王戦・王座戦の会場となる龍言は、内観が素晴らしい、超名門の旅館です。
六日町温泉・ほてる木の芽坂の針と糸
ほてる木の芽坂の部屋には、針と糸が備えつけられていました。部屋に針と糸が備えつけられているのを見たのは、中山道・甲州街道の分岐点にある、下諏訪温泉・鉄鉱泉本館以来です。
六日町も、三国街道の宿場町でした。針と糸は、街道沿いの宿の伝統なのかも知れません。
夏の六日町散歩
安い良宿シリーズ