紅葉の計画は立てられましたか? 遠くまで遠征する時間がない方におすすめしたいのが、千葉県の秘境・濃溝の滝(亀岩の洞窟)! クルマ必須と言われますが、昨年公共交通機関だけで訪ねましたので、今年行かれる方のためにアクセスを含めてのご紹介です!
リライト:2018年11月10日
濃溝の滝(亀岩の洞窟)へ公共交通機関でアクセスする方法!
濃溝の滝は、5時間電車がない時間帯もある、JRの久留里線の上総亀山駅が最寄り。同駅は、紅葉の穴場となる亀山湖へは徒歩圏です。
しかし、濃溝の滝(亀岩の洞窟)は、上総亀山駅から徒歩1時間42分!! 基本的にクルマでしか行けない場所ですが、高速バスなら簡単にアクセス可能です。
- 東京駅(千葉駅)から高速バスに乗り、君津ふるさと物産館で降ります。あとはバスの進行方向へ、20分ほど歩くだけ。
また、上総亀山駅からアクセスしたい場合は、原則予約制の君津市デマンドタクシー(1乗車500円)が利用できます。
- 上総亀山駅や亀山湖周辺から君津市デマンドタクシー。午前8時台の利用は前日予約が必須。観光客の利用も可能。
今週のお題「紅葉」
東京駅から高速バス・鴨川行き(亀田病院行)でアセクスできます!
濃溝の滝(亀岩の洞窟)に行くには、東京駅から高速バス・鴨川行き(亀田病院行)に乗車します。
- 東京駅八重洲口を出て右。JRハイウェイバス乗り場の道を挟んだ向かい側発。
- 予約制ではなく、スイカ(または現金)で乗車。
- 土日祝日を含め、積み残しはめったに発生しないが、心配なら、早めに並ぶか、始発駅(浜松町など)から乗るとより安心。
※千葉駅発もあります。本数が少し減るため、混雑度は東京発と大差ありません。
君津ふるさと物産館で降りたら、バスの進行方向へ、20分ほど歩くだけ。
バスに2時間乗り、君津ふるさと物産館で降ります。
- 君津ふるさと館 … カレーうどん、カレーそば、卵かけごはん。
- 斜め向かいのラーメン店 … 竹岡式ラーメン、君そば(まぜそば)。
- ミニストップ
あとは、バスの進行方向へ、20分ほど歩くだけ。この歩くルートにも絶景があります! クルマの人は気づかないので、歩く価値あり。
濃溝の滝へ歩く途中の絶景①
濃溝の滝へ歩く途中の絶景②
濃溝の滝(亀岩の洞窟)に到着!
濃溝の滝(農溝の滝)に到着!
- レストラン … ハヤシライス(880円)、オムハヤシ(1080円)。それなりに凝っていますが、ソフトクリームを買った人が着席しており、騒然。
- 土産物店
- 日帰り温泉
濃溝の滝は、奥にある大駐車場の一番奥に入口があります。一方通行で、ぐるっと回るルートです。
実はこちらが、本物の濃溝の滝
実はこちらが本物の濃溝の滝(農溝の滝)です……。
人気を集めている絶景は、亀岩の洞窟と言いますが、SNSで誤って「濃溝の滝」の名前で拡散してしまい、もはや修正不能な状況とのこと。
絶景で知られる濃溝の滝(亀岩の洞窟) 2017年11月29日撮影
通称・亀岩の洞窟(濃溝の滝)付近を上から見ます! このあと階段を降ります。
ついにたどり着いた、正面から見た亀岩の洞窟(濃溝の滝)です! トンネルの向こうにも、滝を経て手前にも紅葉。水が美しく、光が差し込んでいます。
写真は普通、手前から奥へ見てゆくものですが、逆の順番で見る人も多いのではないでしょうか? 構図に新鮮さを感じることが、人気の秘密なのかも。
亀岩の洞窟(濃溝の滝)の向こう側から差し込み、水面に映る光は、朝がベストショットになりますが、その他の時間も見ることができます。
出典:AC写真
朝の亀岩の洞窟(濃溝の滝)です。朝日がまっすぐ差し込みます。公共交通機関で、朝7時に亀岩の洞窟に来るなら、次の方法があります。
- 亀山温泉ホテルの早朝ツアーを使う。
- 濃溝温泉の立ち寄り湯に宿泊(宿泊可能)する。
濃溝の滝周辺の紅葉も絶景! 2017年11月29日撮影
濃溝の滝は、混雑を考慮し1周コースになっています。撮影時間を除けば、歩いて10分弱くらいです(階段あり)。帰り道の紅葉も絶景です。
本州一遅い紅葉ですので、まだまだピーク(2017年11月29日撮影)。
紅葉の湿地帯を歩きます。
濃溝の滝の立ち寄り湯は、なぜか穴場
濃溝の滝のそばにある立ち寄り湯・千寿の湯は、なぜか平日は穴場スポットになっています。平日は、バスツアーのお客が多く、湯船が小さいためツアーに組み込めないからかと思われます。
千寿の湯の温泉です。景色が素晴らしく珍しい炭酸性のラムネの湯。褐色で少しぬめりもあり、温度もちょうどよく、良い温泉です。
入館料はタオルなしで1000円と高いですが、浴槽が小さいため、来客数を絞る設定なのかも知れません。
有難いのが平日なら混雑しない休憩室。飲食持ち込みはできませんが、お茶セルフサービスでくつろげます。外やレストランは、大量の人ですれ違うのも困難なほどですので、1000円払う価値はあります。
※土日祝日も休憩室が満室になるほどではないとのこと。
※宿泊の場合、ここをパーテーションで仕切って部屋にします。恐らく右奥が布団。
食事も可能です。
濃溝の滝(亀岩の洞窟)の1年
亀岩の洞窟(濃溝の滝)は、3~4月、9~10月の朝7時頃、ハート形に見える時間帯があり、大変な人気です。
ただし、撮影場所は畳2~3畳程度の岩の上しかなく、午前4時ごろには三脚が立てられてしまうとのこと。インスタ女子には、ハードルが高そうです。
濃溝の滝(亀岩の洞窟)の混雑について
亀岩の洞窟(濃溝の滝)は、平日でも、13時過ぎから急に混み始めます。観光ツアーの大型観光バスが、ランチ後13時以降に到着することが多いからです。
撮影できる場所は岩の上の3畳くらい、ベストポジションは1畳くらいですので、午前中か夕方がおすすめです。
13時半過ぎには、駐車場待ちの大型バスがあふれます。クルマの方も、午前中か夕方がおすすめです。
アクセスの裏技は、デマンドタクシー
濃溝の滝からの帰路は、ふたたび高速バスで東京駅や千葉駅に向かうこともできますが、今回は、亀山湖(上総亀山駅)まで戻る必要がありました。
最初は1時間42分歩くしかないと考えていましたが、検索したらデマンドタクシーというものがありました。
- 運行区域:小櫃・上総(久留里・松丘・亀山)地区
- 運行時間:午前8時(出発地発)~ 午後6時(目的地着)
- 運行台数:平日3台、土・日・祝日及び年末年始(12/29 ~ 1/3)2台
- 予約受付:午前8時 ~ 午後6時 ※ご利用の1週間前から 30 分前までの予約ができます。※午前9時までの予約は前日までにお願いします。
- 利用できる方:ひとりで乗降できる方(介助者が同乗される場合は可)
観光客でも利用は可能
前日に、15時に濃溝の滝を出て、亀山湖に向かうルートで予約しました。距離に関わらず500円ですので助かります。
月・水・木は、濃溝の滝(清水渓流広場=濃溝の滝の駐車場手前のポストと公衆電話が目印)から、上総亀山駅方面に定期便があります。時刻表は2017年11月のものです。
定期便は10人乗り。手配便は、5人乗りか10人乗りが来ます。
この後、亀山湖の紅葉を見に行き宿泊しました。
(まとめ) 千葉の紅葉 濃溝の滝(亀岩の洞窟)に公共交通機関だけでアクセスしました!
濃溝の滝(農溝の滝)へのルートは、3つありました。
- 東京駅(千葉駅)から高速バス。予約不要。君津ふるさと物産館 停留所から徒歩20分。
- JR上総亀山駅からデマンドタクシーで12分(原則予約制、朝8時台の利用は前日に予約)。
- JR上総亀山駅から徒歩1時間42分。
濃溝の滝は、クルマでしか行けない秘境のイメージですが、公共交通機関でもたどり着くことができる場所です。
行きか帰りに、ぜひ久留里線も使ってみてください。上総亀山駅は、5時間電車が来ない時間帯もある、秘境駅です。
宿泊の場合、3パターンです。
①亀山温泉ホテルは、古いわりに少し高いですが、温泉大浴場が良いです。早朝の農溝の滝見学ツアーを実施しています。
②つばきもとは、保養施設を少しおしゃれにした感じ。貸しボートやキャンプ場も併設。安く泊まれます。小さめながら雰囲気の良いお風呂があります。
③濃溝の滝の千寿の湯(電話: 0439-39-3791)は、簡易的に宿泊でき、食事も注文できます。朝7時の濃溝の滝を狙う場合、有力な選択肢です。大広間を仕切るだけなので、相部屋になる可能性もありますが、利用者は少ないはずです。
クルマの方へ
アクアライン経由で、木更津北ICを降りそこから50分程度です。駐車場40台。13時以降は、満車になる可能性が高く、午前か夕方がおすすめです。
木更津ICすぐに、新しい道の駅・うまくたの里ができました。ランチが人気で行列になります。10時半に並ぶのがベストですが、それでは農溝の滝が混むので、夕方の訪問も良いでしょう(17時まで)。なお、ツアーバスはたいてい東京ドイツ村のライトアップに寄ります。穴場は、久留里城の紅葉です。