為栗駅は、飯田線に6つある秘境駅の1つ。この記事では、為栗駅の駅舎や周辺の様子をレポートします。4月26日に行ってきました。
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為栗駅とは
- してぐり駅(難読駅)
- 長野県下伊那郡天龍村(豊橋駅から98.5キロ)
- 乗車人員10人/日(2015年)
為栗駅の見どころ
- つり橋(天竜橋)
- 名勝・信濃恋し
- 崖に作られた駅
為栗駅の現地レポート
為栗駅は、豊橋駅から普通列車で3時間強。天竜川の崖にへばりつくように設置された駅です。
為栗駅を少し離れたところから見ます。左手の白い建物がホーム上の待合所です。天竜川に落ちる急な崖に、為栗駅が設置されていることがわかります。
絶壁に駅を設けた田本駅ほどではありませんが、かなり無理がある場所です。
為栗駅は秘境駅でも観光向けの駅
為栗駅のすぐそばに、吊り橋(天竜橋)があります。徒歩2分程度です。
吊り橋(天竜橋)です。高さや足元の状況から、高所恐怖症気味の方でも渡ることができそうです。
吊り橋からの景色です。天竜川の川幅が広がり、大きく蛇行する場所ですので、美しい川の流れを見ることができます。大雨直後で、少し濁っています。
吊り橋を渡り歩き続けると、名勝・信濃恋しの案内板に到着します。川の流れが複雑なため、信濃(長野)から下ってきた船が、いったん信濃を振り返るような動きをするところから名づけられました。
為栗駅から、徒歩5分という案内を見かけた記憶がありますが、為栗駅からなら、徒歩15分程度はかかります。案内板のわきに川面へ降りる道があり、信濃恋しを間近で見ることも可能です。その場合、往復で40分程度は必要です。
(まとめ)為栗駅 飯田線の秘境駅めぐり③
以上、為栗駅 飯田線の秘境駅めぐり③でした。為栗(してぐり)駅は、崖にある駅という説明でも誤りではありませんが、そこに特徴を求めると、田本駅にはかないません。
為栗駅のいちばんの魅力は、まるで三日月湖のような、ゆったりと蛇行した天竜川の景観を心ゆくまで楽しめる点です。吊り橋はそれほど高くなく、道も比較的広く平坦ですので、万人向けの秘境駅だと思います。