小和田駅は、飯田線に6つある秘境駅の1つ。この記事では、小和田駅の駅舎や周辺の様子をレポートします。4月26日に行ってきました。
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小和田駅とは
- こわだ駅
- 静岡県浜松市天竜区(豊橋駅から83.8キロ)
- 乗車人員5人/日(2016年)
小和田駅の見どころ
- ホーム上にある3県境界標識
- 小和田雅子さまご成婚ブームの名残がある古い駅舎。
- かつて道が通じていたことを示すミゼットの廃車、製茶工場跡。
小和田駅の現地レポート
小和田駅は、山の斜面にあり、両側をトンネルに挟まれた立地です。駅前に民家と製茶工場がありますが、いずれも廃屋となっています。小和田駅付近に車道はなく、最寄りの集落までは、1キロの道を徒歩で移動するしか、選択肢はありません。
さまざまな面から、秘境駅の中でも、総本山と言えるおすすめの駅です。
JR飯田線の小和田駅は、 豊橋駅から約2時間10分。愛知、長野、静岡3県の県境付近に駅があります。小和田駅のホームのは、3県境界標識があり、1つの名所になっています。飯田(天竜峡)方面の先頭車からも、撮影は可能です。
ホームから古い駅舎に入ると、小和田雅子さま御成婚を記念した、花嫁号のヘッドマークが飾られています。
小和田駅の駅舎は、古いものがそのまま使われています。
小和田駅の駅舎を出ると、小和田雅子さまご成婚を記念して作られた、2人で座ると幸せになるという椅子があります。
かつての小和田駅を偲ばせる、ミゼットと製茶工場跡
2軒の廃屋を見ながら、斜面を下り川面に出ると、小和田駅の象徴的存在である、ミゼットの廃車があります。
現在、小和田駅はクルマで近づくことができず、最寄りの集落まで歩いて1時間かかります。このミゼットは、かつて小和田駅にクルマでアプローチできたことを示す、貴重な痕跡です。
さきほど通り過ぎた2軒の廃屋の下に出ます。製茶工場と民家です。製茶工場は中の様子を見ることができます。
操業を停止した製茶工場です。
緑茶用揉稔機と書かれています。緑茶用揉稔機は、お茶を生成する過程で用いられるものです。
写真は小和田駅と、徒歩1時間先にある、もっとも近い集落を天竜川沿いの道です。道中には、崩壊した吊り橋の跡などがあるようですが、危険なため訪問は慎重にご検討ください。
(まとめ)小和田駅 飯田線の秘境駅めぐり①
以上、小和田駅 飯田線の秘境駅めぐり①でした。
小和田駅は、徒歩でしか近づくことができず、最寄りの集落まで1時間。かつての繁栄を偲ばせる痕跡や、小和田雅子さま関連の見どころもあり、写真撮影には困らない場所です。
飯田線の秘境駅のなかでも、最も陸の孤島度が高く、かつ見どころも備えており、秘境駅としては特におすすめです。駅舎があるため、風雪もしのぐことができます。