「ラスト・クリスマス」でおなじみのワム!のジョージ・マイケルが、2016年12月25日に急逝しました。53歳でした。マイケル・ジャクソン、マドンナ、プリンス、ホイットニー・ヒューストンの強力なライバルで、全米・全英チャートを競いました。彼のキャリアの中での、代表曲を振り返ります。
Ladies And Gentlemen - Best Of
ジョージ・マイケル ワム!時代の代表曲
ジョージ・マイケルのキャリアは、2人組のワム!時代、ソロの時代に分けられます。
ワム!時代の代表曲は、次の5曲が挙げらます。定番のラスト・クリスマス(Last Christmas) のほか、日本でもよく聞かれた5曲を選びました。
- Wake Me Up Before You Go-Go (1984年) 英1位・米1位
- Careless Whisper (1984年 ソロ曲) 英1位・米1位
- Last Christmas (1984年) 英2位
- Freedom (1985年) 英1位・米3位
- The Edge Of Heaven(1986年) 英1位・米10位
ジョージ・マイケルが所属していたワム!のベストアルバムは、1986年の解散時のものと、1997年のものがあります。1986年の「ザ・ファイナル」は、ジョージ・マイケルのソロ名義の、Careless Whisper も収録されており、日本での在庫も多めです。
ジョージ・マイケル ソロ時代の代表曲
ワム!解散後のキャリアでのなかで、ジョージ・マイケルがまず世界にその存在感をアピールしたのは、過激なタイトルのI Want Your Sexです。インパクトは絶大で、余談ですが私は予備校勤務時代に、男子限定の特別講義で、リスニング教材として利用したことがあります←
ジョージ・マイケルのソロとしてのキャリアのピークは、1980年代です。特にジョージ・マイケル初のソロアルバム「フェイス」(Faith)からは、シングルカットした4曲(Faith、Father Figure、One More Try、Monkey)が、連続して全米ナンバーワンになる快挙を達成。4曲目のMonkeyは、曲の完成度から、もはや勢いだけと批評されたくらいでした。逆に言えば、そのぐらいの勢いがあったのです。売上は世界で2500万枚の大フィーバーとなりました。
ジョージ・マイケルのソロ時代の代表曲を5曲に絞ると、次のようになります。ジョージ・マイケルの作曲技術を最もはっきりと示したのはFaithです。歌詞が深く話題になったのはFather Figure(歌詞)です。
- I Want Your Sex(1987年)英3位・米2位
- Faith(1987年)英2位・米1位
- Father Figure(1988年)英11位・米1位
- Praying for Time(1990年)英6位・米1位
- Don't Let the Sun Go Down on Me(1991年/エルトン・ジョン)英1位・米1位
ジョージ・マイケルのアルバムから、不朽の名作「FAITH」とベストアルバム「Ladies & Gentlemen The Best of George Michael」を紹介します。
思いのほか若くして亡くなられました。生前の偉業を称えるとともに、ご冥福を祈念いたします。