テレビのCMを見ていて、ちょっと書いてはいけないことを、思いついてしまいました。ガストの、広島牡蠣(かき)メニューのCMです。アフィリエイトサイトが稼げない理由を説明する記事です。
海辺で、広島の漁師さんたちが、「わしらの牡蠣(かき)よろしくね~。ガストさん」と合唱するやつ。これを見て、ちょっと書いてはいけないことを思いついてしまったのです。
アフィリエイトサイトが売れない理由
写真はイメージです
海辺で、広島の漁師さんたちが、「わしらの牡蠣(かき)よろしくね~。ガストさん」と合唱する、ガストのCM。これ、ガストが広島の漁師さんたちの、良いイメージを盗んでるだけではないでしょうか? そもそも、CMの本質は、出演者のイメージを盗むことにあるのではないでしょうか?
これは、ガストに限りませんが、企業がCMを打つということは、大まかに言えば、商品に自信がない、あるいは過小評価を感じているということです。だから大企業は、好感度の高いタレントを、高い費用を出して使います。イメージを盗むために。イメージを盗めなくなった、ベッキーが、一瞬でお払い箱になったのは、そんな事情。キムタクですら、一連の騒動でタマホームのCMを失ってしまいました(公式見解は、中断)。
CMは、その商品のヘビーユーザー以外に向けられます。ガストの場合、ヘビーユーザー以外は、「安いけど、メニューも普通だし、混んでて騒々しい」というイメージではないでしょうか? だから、広島の漁師さん(米田さんという名前もCMに出てくる)のイメージを盗もうとしました。少し穏当に言えば、良いイメージを拝借しています。実際には、最近のガストは、健康メニューも増えてきましたし、結構良くなっています。でも、ヘビーユーザー以外は知らないでしょう。
CMの本質は、出演者のイメージを盗むことにあると仮定してみます。
すると、やぎログである。
やぎろぐの話です。
若手人気ブロガーの代表格、やぎろぐは、PV数(購読ページ数)の割に、収益性は高い。これについては、Pairs(出会い系サイト)のアフィリエイトで稼いでいる、と分析した記事がありました。最大、月に20万円稼いでいるとか。この辺りを根拠に、やぎろぐアンチが生まれているかと思います。
ただ、やぎろぐ本体の記事をよくよく読んでいくと、Amazonでの商品紹介が、かなり上手である気がします。ノートパソコンやクロームブックを紹介した記事は、ヘビーユーザーとしての信頼感があり、自分も参考になりました。もしかしたら、Amazonでの収益が、常識を援用(えんよう)して低く見積もられ、帳尻が合うようにPairsの収益が加算されているのではないかと。それでやぎろぐ本人に、遠回しに金額を聞いたんですが、やはり風評より低めのようでした。
たぶん、Amazonの成約率が想像以上に高いのですが、その理由は極めて簡単。顔出しです。一般に、顔出ししている、好きなブロガーが商品を紹介していれば、信用度は上がりますよね? 買う側から見れば、よく分からない商品の信用度を補う存在ですし、企業側から見れば、過小評価されている商品について、紹介者のイメージを盗めるということです。
少し前は商品の口コミで判断した人が、多かったと思いますが、いまはネット上に分量が多すぎますし、ステマの混入でその価値は、下がってきています。芸能人が勧めれば良いというムードもなくなりつつあるいま、素性を明らかにしている市井(しせい)の紹介者の発信力は、高まって行くと思います。
すると、まるで犯罪者であるかのように、顔も名前もひた隠しに隠す、世のアフィリエイトサイトが、全然ダメって即答できますよね。だって、どこの店で店員がフルフェイスヘルメットで販売してますかって、話です。もう素朴過ぎる疑問として、商品に自信があるのなら、なぜ顔や名前を隠すんですかって話です。googleはその辺の流れを、読んでいるのではないでしょうか?
そう思ったのは、 踊るバイエイターさんのエントリーを見て。
最近はソーシャルやFeedy等のお気に入りから訪問者が訪れてくるブログのGoogleにおける評価が高まっている。アフィリエイトサイトなど、リピーターが少なく、検索エンジンからの訪問者の多いサイトは様々な要素から検索順位の維持が難しくなっている。
すごくシンプルに考えて、店員がみな顔を隠している、ラーメン屋さんがあったら、毒でも盛られるんやないかと思います。商品紹介のペラサイト(1ページしかないサイト)だけで、バンバン売れたのは、ネットが進化する過渡期の話。顔や名前を隠して売り抜けるのも、徐々に過去の話となってくるのではないかと、思うわけです。
やぎろぐは、よくネットビジネスが分かっていないと、批判されます。その程度でサロンやるのかと。しかし、当のGoogleが、アフィリエイトサイトより、やぎろぐみたいな運営方針が上だと、ジャッジしている面はないでしょうか?
(まとめ)アフィリエイトサイトが売れない理由
CMの本質は、出演者のイメージを盗むことにある。
- アフィリエイトはCMである!
- よって、盗まれるような人物イメージを形成しなければならない。
- 顔出し、氏名明記が王道。ただし、アイコンなどそれに近い手段も存在する。
書いてみると目新しい結論ではなかったのですが、CMの本質は、出演者のイメージを盗むことにあるという見方は、自分にとって発見だったので、エントリーしてみました。あなたのアフィリエイト記事は、盗まれるようなあなたのイメージを、訴えていますか?
ブコメご指摘ありがとうございます。現状、検索経由で既存のアフィリエイトサイトが結果を出しているのは、良く分かっているのですが、Googleは現状に満足していないのではないかという、エントリーでした。5年後くらいの未来予想。バックリンク王国がここまで崩壊するとは、5年前には誰も思っていなかったはず。
ガストの広島牡蠣(かき)メニュー
ちょっと冒頭で批判した感じになったので、念のためにガストの牡蠣を食べてきました。799円の辛口チゲうどん入りです。趣旨から外れるので簡単に書きますが、ごま油が上手に効き、コチュジャン、キムチのアシストが強力。半熟たまご、おぼろ豆腐も良く、おすすめ品でした。牡蠣が少なめですが、合格点です。