今日は、100円野菜なのに緑黄色野菜に分類され、家庭で2回育つ豆苗(とうみょう)とその正しい育て方を紹介します! 水の量・室温・日光など。
(結論)豆苗の育て方【完全版】
豆苗を育てるには、2cm程度茎を残した状態で、水に浸すだけです。
- 水の量は、種が浸からない程度(腐りやすいため)。
- 室温は、15度程度必要。
- 光は、台所でも窓際でもOK。
より詳しい育て方は、記事内で紹介します。
豆苗(100円)の栄養価は最強/豆苗の育て方
野菜高騰にも無関係。物価の優等生は、ズバリ豆苗(とうみょう)です! 豆苗は、グリーンピースの若芽となります。
緑黄色野菜ですが、たっぷり入って100円を切る値段。カイワレのような苦味もない、緑黄色野菜らしからぬ、食べやすさです。
豆苗の栄養価は、次のようになるとのこと。
- βカロテンがちんげん菜の1.5倍
- ビタミンが小松菜の1.8倍
- 食物繊維がじゃがいもの1.7倍
出典:山梨北杜生産センター紹介
野菜が高騰しても、100円を切る価格で安定しているのは、なぜなのでしょう?
育て方に秘密があります。豆苗は、天候の影響を受けない野菜工場で生産しているのです! 太陽光に当たっていないため心配する方も多いですが、農薬の使用量を抑えられるメリットがあります。村上農園の豆苗は、山梨県の北の外れ北杜市での生産。空気がきれいな山間部で育てられています。
豆苗は食べ終わっても家庭菜園で育つ!/水の量・室温・日光など
豆苗の良さは、残った根や種から、自宅で育てられることです。包丁で切るときに、少し多めに(2cmくらい)茎を残しておくと、うまく育ちます。
容器は、プラスチック製の食品容器など。室内光でも約1週間で育ち、販売時の約半分の量が2回収穫できます。
コツは、種が水に濡れないようにすること。種がくさりやすいためです。
また、水は濁りやすいため、毎日変えます。それでも、最終的には水がくさり、種が黒ずんできます。カビが生えてきたら、寿命となります。
窓際で日光を当てるとしているサイト多いですが、もともと野菜工場産ですので、屋内の光でも十分育ちます。日光の有無よりも、室温のほうが優先度が高いでしょう。室温は目安として15度以上必要です。冬は断熱性の高い鉄筋コンクリートの家(マンション)が望ましいです。アパートの場合、暖房がついている部屋なら育ちます。
育てた豆苗を使ったおすすめの食品
関東圏では手に入りにくいですが、寿がきやの味噌煮込みうどんは、味も良くおすすめです。育てた豆苗を使えば、100円ご飯の完成。
冷凍うどんもおすすめです。食べ比べた結果、カトキチの丹念仕込み本場さぬきうどんが、圧倒的なおすすめです! 「本場」と名乗るには、いくつかの基準があり、それをクリアーしたうどんです。育てた豆苗を使えば、100円ご飯の完成。
(まとめ)豆苗の育て方【完全版】
- 茎を2センチ残して切る。
- 水は控え目。種が濡れない深さに。
- 室温は、15度以上が目安(冬場のアパートは暖房が必要)。
- 置く場所は、キッチンか日当たりの良い室内。