この記事は内容が古くなったため、2018年版ブログ運営の教科書として内容を改めてアップしました。
2019年版もできました!
以下は古い版となります。
ブログ運営の教科書が必要なのかも。
先日、小さなオフ会に行ってきました。メンバーがブログ運営やエンジニア志向の方だったので、必然的にブログ運営の話が多くなり、不十分ながら、こちらが知っている知識は話しました。
しかし、どうしても断片的な知識になってしまいます。断片的でも、鮮度があり役立ちそうなテクニックなら、少しは喜ばれたりもしますが、先々につながるものではありません。先々につながるのは、絞り込んだ重要な事実を、適切な順番で伝えられることです。正しい基本が分かっていることが、運営成功への近道です。
そのこともあって、ブログ・サイト運営の教科書の目次を作ってみようかと思います。
つまり、だいたいこの順番で考えればよいということを、裏づけのある事実のみに、絞りに絞って伝える体系です。10項目では収まらない、20項目では萎える。それで、「1歳から始めて、18歳に成長するイメージ」を構成でき立ち位置が俯瞰できる、18項目がよいと思いました。
筆者のサイト運営実績を、以下に上げました。
- 1 なぜいま、副業や独立自営を選択肢に置く必要があるのか
- 2 会社を辞めるのか、勤めながら副業を育ててゆくのか
- 3 まずどんな副業から始めるのか
- 4 成功する人・しない人 双方を分ける分水嶺は何か?
- 5 詐欺にあわないための情報の見極め方
- 6 収益につながるウェブサイトの本質とは何か
- 7 さあサイトを作ろう。Googleアドセンスなどに申請しよう
- 8 はてなブログ・はてなブロガーの長所と弱点
- 9 なぜGoogle検索が、サイト運営上決定的に重要なのか
- 10 検索1ページ目を確実に確保!何を書くべきか決める。
- 11 Googleは、サイトの掲載順位をどのように決めているのか
- 12 雑記ブログから始めて、資産化された専門サイトを目指そう
- 13 Googleにも読者にもやさしい、離脱されない記事の書き方
- 14 必要最低限のツールを押さえよう
- 15 検索1ページ目に掲載されなかった記事の順位を上げよう
- 16 Do the Right Thing! 正しいことで生計を立てられる
- 17 モチベ切れとアフィリエイトの下らなさを乗り越える方法
- 18 収益の分散化はなぜ必要なのか
先々、目次の項目からリンクを張る形で、記事を増やしていこうと思っています。ただ、自分のサイト運営もやっていきたいし、教育系の講演の仕事も請けているため、実際に記事を書いてゆくのは、少し先になりそうです。
なお、筆者はワードプレスサイトを主戦力としており、当サイトは、趣味やコミュニケーションが主眼です。サイトの内部構成など、あまり参考になりません。
1 なぜいま、副業や独立自営を選択肢に置く必要があるのか
多くの方が副業の確立や、独立自営の可能性を考えています。とりもなおさず、日本の経済成長が鈍化し、頼みの綱の「会社」の弱体化が著しいことが原因です。年齢分の給与(30歳なら月30万)も出ないのに、重い責任や長時間労働を求められる……。長時間労働と待遇の悪化は、大きな問題です。特に中小企業の方は、給与への加算が必要であり、副業を始めても良いと思います。
2 会社を辞めるのか、勤めながら副業を育ててゆくのか
会社を辞めて退路を断って、独立をめざすのか。あるいは副業を育て、準備ができたところで退職をするのか。はたまた、新卒フリーランスという選択肢も登場し……。どの方法がもっとも優れているのかを考えてゆきます。
会社を辞める場合、どんな準備が必要で、何が起こるのかも、筆者のリアルな体験をもとにお伝えしようと思います。
3 まずどんな副業から始めるのか
メルカリ、転売、民泊、代行業(結婚式、墓参、刑務所への差し入れ)、クラウドソーシング(プログラミング、ライティング)、アフィリエイト、ブログ運営、サイト運営、YouTube運営、写真提供(ストックフォト)……。数え切れないほどの、副業があります。
まずどんな副業から始めるのか? 判断基準は、①業界の成長度(導入期・成長期・成熟期の区別)、②資産性、③プラットフォームの永続性です。
ステップ3の「アフィリエイト」に関する補佐的な記事(読み物)を、以下に上げました。
4 成功する人・しない人 双方を分ける分水嶺は何か?
感受性が豊かな人・丁寧過ぎるほどの職人タイプ・経済的に追い込まれている人・経済的に余裕がある人・マイペースな人・計画性が高い人・PDCAが得意な人・協調性が高い人・孤独でも大丈夫な人・会社の枠組にうまく収まる人・会社の枠組みを超えがちな人・作業時間が多い人・作業時間が少ない人・体力がある人・疲れやすい人・根性がある人・こだわりがある人・こだわりが薄い人・収益にシビアな人・収益に無頓着な人・専門家・器用貧乏……。
さまざまな性格やタイプのなかで、成功する人・しない人を分けるのはどの点でしょうか?
5 詐欺にあわないための情報の見極め方
アフリエイトにしてもブログ運営にしても、無料・有料のノウハウがネット上にあふれています。なかには、真実もあります。
しかし、用語が難解すぎる、核心をわざとぼかすなどの手法も、よく見られます。客観的で俯瞰的な記事は意外に少なく、大きな誤りを含むものや、高い教材やサロンを売るためのエサに過ぎないものもあります。その見極めが、副業の成否を分けてゆきます。
1つ言えるのは、情報提供者も情報を提供する以上は読まれたいし、収益化も多少は考えるもの。すると出回っている情報より、1歩先の情報なら無料提供されていることもあります。しかし、シビアな競争がありますので、2歩先の情報は、有料または知人間での情報交換の網にガードされているのが実情です。すべての情報はネット上に無料で散らばっているという言い方に、惑わされないことも必要です。
6 収益につながるウェブサイトの本質とは何か
収益につながるウェブサイトは、必ず優れた作成者による、入口・中身・出口の意識が記事の構成に反映されています。
- 入口:検索ニーズはどうか。どんな属性(特徴)を持つユーザーを集めるのか。
- 中身:離脱されず読了されるライティング。出口につながるライティング。
- 出口:収益化が可能かどうか。またはサイト内の巡回など。
また、読者が使いやすい、そしてGoogleのクローラーが理解しやすく評価を高めるウェブサイトの全体構造は、書籍に通ずる部分があります。
ステップ6の「入口」に関する補佐的な記事(読み物)を、以下に上げました。
7 さあサイトを作ろう。Googleアドセンスなどに申請しよう
ウェブサイトを作ってみよう。サイトを作る方法は、ワードプレス(企業・中級者以上が中心)と無料ブログ(個人・商店が中心。一部有料プランも)があります。最初は、面倒なことが少ない無料ブログがおすすめです。Googleの評価が高く、最も書いた記事が読まれやすいのが、初心者向けのブログスタンドが、はてなブログです。収益化を目指さない場合や女性の方は、読者交流が盛んで読まれやすいアメーバブログも候補です。
ワードプレスの場合、サーバー(記事を置く倉庫)に申し込み、ドメイン(〇〇.comのような住所)を購入します。
いずれの場合も、初心者が誤りやすいのは、パーマリンクの設定です。ワードプレスでは、写真を使う場合のサイズも迷いやすい点です。ブログを書き進めながら、Googleアドセンス、Amazon、A8netのアカウントを申請しましょう。
8 はてなブログ・はてなブロガーの長所と弱点
はてなブログの長所はドメインパワーと拡散力、被リンク獲得力です。余りに強すぎたため、2017年に適正化が図られましたが、適正化後もその力は圧倒的です。はてなブロガーの長所は、正確な内容の良い記事を書くこと、文章に過不足がなく構成が良い人が多いことです。はてなブログを読むだけで、力がつきます。
弱点は、検索を意識したSEOが不十分なことと、日記的内容に傾きがちな傾向です。
9 なぜGoogle検索が、サイト運営上決定的に重要なのか
記事を多くの人に読んでもらうには、SNSのフォロワー数が肝心なのでしょうか? 記事を資産化するという観点では、SNSの重要度は下がり、Google検索を意識することが重要です。SNS(はてなブックマークを含む)からの流入と、Google検索からの流入は、かなり質が違います。
ただし、Twitterはマイクロブログのような役割を果たし、すそ野の拡大に有効です。
10 検索1ページ目を確実に確保!何を書くべきか決める。
記事を書き始める前に、①検索需要、②競合サイトの現状を見極め、その記事が検索1ページ目に掲載されるかどうか、見込みを立てましょう。
もし、検索1ページ目に掲載された場合は、どんな質の読者が、訪問してくれるのかを考え、可能なら収益化を目指しましょう。検索1ページ目に掲載されなかった場合の方法は、ステップ15で扱いますが、まずは数か月待つことも重要です。
検索1ページ目への掲載を勝ちとすれば、ブログ運営歴が浅い時期は、1勝19敗など当たり前です。はてなブログの場合、登録読者やはてなブックマークからの流入が強力なため、検索上は負けたことに気づかないのが、大きな欠点です。はてなブックマークからの流入は、1日から長くて1週間程度しか持たず、長期的なアクセスにはつながりません(ただし、はてなブックマーク自体は被リンク扱いされるため、記事のGoogleからの評価を高めます)。
ブログは、多くの人が短期間で辞めてゆきます。検索上位の人気記事を構築できず、継続的なPVを確保できなかったという事情が、多くを占めます。
ステップ10の補佐的な記事(読み物)を、以下に上げました。
11 Googleは、サイトの掲載順位をどのように決めているのか
Googleは、サイトの掲載順位をどのように決めているのか?
答えは、コンテンツと被リンクであり、このことはGoogleも認めています。熱量という誤った説明もありますが、それでは十分な理解には至りません。
※Googleの2つあるアルゴリズムのうち、ハミングバード(典型的なクエリを処理)でも、ランクブレイン(人工知能)でも、Googleが、コンテンツを見る方法は共通です。ただし、医療系の記事などは、目視が入っています。
12 雑記ブログから始めて、資産化された専門サイトを目指そう
雑記ブログから始めて、資産化された専門サイト(Googleアドセンスのほか、アフィリエイト、独自の収益化が可能)を目指しましょう。
サイト運営で成功するには、予想外かも知れませんが、どんどん手を広げていって、意外な当たりを引くのが、よくある、そして案外再現性がある方法です。
ただし、職業や趣味などで得意分野がある方は、専門サイトからスタートしても成功できます。その場合、検索需要と競合の見極め、サイトの内部構成が重要ですので、スタート時にカウンセリングを受けることがおすすめです。
ステップ12の「アドセンス」に関する補佐的な記事(読み物)を、以下に上げました。
ステップ12の「アフィリエイト」に関する補佐的な記事(読み物)を、以下に上げました。
13 Googleにも読者にもやさしい、離脱されない記事の書き方
記事を読むのは誰ですか? と聞かれれば、読者ですと答えると思いますが、Googleのクローラーの存在がとても重要です。クローラーが複数回に分けて読み取っていった内容が、Googleにストックされ、記事やサイトの評価の材料になるからです。
クローラーが入ってくる道筋を作ってあげることも必要ですが、記事構成や使用しているキーワードを、分かりやすいものにすることがなにより重要です。
14 必要最低限のツールを押さえよう
ブログ運営に便利なツールは、多数あります。そしてツール好きな人が、結構多くのツールを紹介しており、迷ってしまったり、面倒に思えたりします。例えば、Google Analytics(アナリティクス)は、必須とされますが、仕組みを理解するのが非常に大変です。しばらくは、使わなくても良いとも言えます。
必須のツールは、自宅PC、スマホ、関連キーワードツール、Googleキーワードプランナー、Googleサーチコンソール、無料の画像サイトでしょう。
少し差をつけるなら、ノートパソコン(またはタブレット+ワイヤレスキーボード)、Snipping Tool、パワーポイント、エクセル、コンデジ、写真補正ソフトでしょう。
(ワードプレスの場合)プラグイン(拡張機能)は星の数ほどあり迷いますが、不可欠なのは、 Advanced Ads、Akismet Anti-Spam、RSS Footer、WebSub/PubSubHubbub、WordPress Popular Postsの5つでしょう。
15 検索1ページ目に掲載されなかった記事の順位を上げよう
検索1ページ目に掲載されなかった場合、何が問題だったのかを検証し、PDCAの流れを取ります。このPDCAを地道にやっている運営者は、時間がかかっても必ず生き残る傾向です。はてなブログの初心者に多いのが、書いた記事の検索順位を確認せず、順位を上げる手も打たない傾向です。この点は、のちのち大きな差になります。
16 Do the Right Thing! 正しいことで生計を立てられる
サイト運営で生計を立てるには、グレーなものを売らないとダメなんでしょ? 一理あります。ネットは広告で成り立っており、広告が盛んな業界ほどグレーな部分を持つからです。しかし、商品は星の数ほどあります。大丈夫です。
そして、かつてのように、サテライトサイトを100単位で作る、リンクを買う、適当にパクッて書くといった、「正しくないこと」がGoogleにより駆逐されつつあり、良いコンテンツを出せる人が生き残れる状況が出現しています(2014年ぐらいから)。Do the Right Thing!はGoogleの社是です。当ブログは、Googleの方針に全面的に賛同し、正しい方法で収益を得て、社会に還元する方法を追求します。
17 モチベ切れとアフィリエイトの下らなさを乗り越える方法
アフィリエイト、これほどつまらないものはないですよね。自分の場合は、旅行記事なら何本でも書けますが、商品紹介記事を書くのはつらいです。ここを乗り越える方法を覚えることが、飛躍への道です。スケジュールの立て方、発想の転換、原稿執筆の簡略化にカギがあります(外注という手もあります)。
18 収益の分散化はなぜ必要なのか
収益源がなくなることもあるので、収益の分散化はカギになります。あとは、自動化された資産の比率が、生き残りや、どの組織にもはっきりモノを言うことができ、不公正を受けつけない業態実現のカギになります。
以上、ブログ運営の教科書の概要でした。なお、筆者中級者につき、体系に不備があるかも知れませんが、ご笑覧ください。