じゃーな!

「別な人」が作る社会に引導を渡す

記事外注土方で10万稼げるのか 電子様様だな

【評判】ランサーズ1カ月目で月10万稼ぐペースまでいけたからクラウドソーシングで生きていけるのは本当 - よのすけ.com

上のエントリーを読んだ。26歳で介護職を辞めてフリーランスになったよのすけ氏の記事。人を喰ったような人権侵害の低単価のイメージが強い「ランサーズ」だが、時間さえあれば10万は稼げるとのこと。

フリーランスを目指す上で「10万円のベーシックインカム」という概念は、非常に適切。自分も会社員を辞めてしばらくたつが、文章やキャリア指導のお話でもらえる月10万のベーシックインカムには本当に助けられた。独立直後に月10万あれば、食費と家賃くらいは出る。非常に重荷になるのが、税金、健康保険料、年金というポストに投げ込まれる「三種の神器」であり、特に税金、健康保険料は、会社員最後の年の年収から算出されるので殺人的だ(制度改革が必要)。しかし、年金はきちんと相談すれば減免措置が取得しやすいし、健康保険料はよく相談すれば1年程度なら待ってくれる。税金は厳しいが1日も待たないわけではない。イケハヤ氏が10万円のベーシックインカムを渡している書生制度には批判もあるが、10万という数字はこれ以上でもないしこれ以下でもないという的を射たものだ。ただし10万のベーシックインカムだけで済むのは地方であり、大都市ではクレジットカードを持っていることが必要。楽天カードは審査が人によってはネットで即座に完結し、フリーランスでもOKなので貴重な存在だ。現在会社員の人は、カード3枚を作っておくことが必要。

独立志向の人には、ブログ(ブロガー、アフィリエイト、または混合)、せどりが勧められることが多く、記事外注土方を勧めている人は少ない。確かに構想力、取材力、執筆力、SEOの知識、自力でアクセスを得る経験値を得るのが難しいので勧めないのもわかるが、ベーシックインカムとなれば話は別だ。生計を記事外注土方に依存し過ぎないよう、10万円程度の目標でなく上限を設定するのが良いと思う。話が飛躍するが、江戸時代に商店が興き、高度成長期までに個人商店が隆盛となり、大型チェーン店に食われて終わるまで何年くらいあったのだろうか。重商主義の田沼意次が老中になったのが1772年、マクドナルドが全都道府県に進出したのが1990年。大ざっぱだが日本では個人商店の時代は200年程度あった。ネットの進化スピードが10倍としよう。ネットで個人ブログが有利になったのは、googleがコンテンツ主義に完全に転じた2014年あたりだとして、個人が大手と対等に戦える時代は20年間、2034年ぐらいまで続こう。だから、いま30代でネットを絡めたフリーランスを目指す人は比較的有利だと思う。50代になるまでに、何があっても食える力をつければ良い(直感的には会社員15年の経験値を以って35歳で独立がよいと思う。30はやや青すぎ、40はやや古すぎる)。20代はコンテンツになる経験値がないので不利。最低限20代のうちは会社員をやるとよいが、やむを得ない場合はやぎろぐのように、自分でスキルや得意分野を身につけるしかない。全員が成功するとは思えないが、ネットを通じて実現したい何かがある、文章を書くのが好き、根性があるといった人にはチャンスが来ているように思う。なお、多少上手く行ったからと言ってそれは己の力ではない。情報が質量を伴わない電子と化して極限的な低コストになり、多少能力・戦略・人格等に不備があっても対価が回ってくる、IT技術や時代の恩恵を受けていることを忘れてはならない。調子に乗っておしゃれな私服でスタバでセルフィーを撮っている場合ではないし、基本スーツを着るべきだと思う。時代やIT技術者に対する敬意の表明である。

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