セブンイレブンのフランボワーズマカロンアイスの感想、口コミ、レビュー記事です。
赤城乳業の商品開発力は異常
秋から冬にかけて、サンド系のアイスの発売が相次ぎました。そのなかで圧倒的なパフォーマンスを印象づけたのは、意外にもガリガリ君の赤城乳業の「ショコラアンドフランボワーズ」でした。
赤城乳業の「ショコラアンドフランボワーズ」(160円)は、紅茶の茶葉を混ぜ込んだ、単体としても成り立つレベルのビスケットに、すっきりとしたアイスと木いちごのソースを挟んだ名作。
- セブンイレブンの「贅沢にバターが香るクッキーサンド」(170円)
- ロッテの「しっとりやわらかなフルーツケーキのアイスサンド」(170円)
- グリコの「濃厚ガトーショコラ」(140円)
以上ライバルと比べ、手抜き要素がなく、圧勝だったと言って良いでしょう。残念ながら、販路が弱く、一部のスーパーのみの取り扱いで、評価されずに終わってしまいました。
※セブンは、バターというよりマーガリンが香っており、ロッテはアイスの品質に難がありました。グリコは、値段を抑えた分格下。
2016年のサンド系アイス大本命はセブン+赤城乳業のマカロンアイス
しかし、2016年12月になり、サンド系アイスの歴史を塗り替えるべき存在が登場。セブンイレブンが、赤城乳業の商品開発で発売した、 フランボワーズ マカロンアイスです。
人気があるマカロンが大きめになり、アイスを挟むという発想は、セブンイレブンの店頭で明らかに目を引いています。
(追記)現在は、東京・神奈川の限定販売とのことです。
サイズは小さめですが、何と言っても姿形がよいです。マカロンは、フランボワーズ(木いちご)味。
食べ物を扱う上で、私は断面図は基本的にはやりません。中身には、作り手が、食べた人にだけわかる、サプライズを仕込むことが多いからです(特に銘菓)。しかし、セブン+赤城乳業のフランボワーズマカロンアイスに関してだけは、どうしても伝えたいので切りました。
パリッとした表面に対し、中は木いちごのソースが染み込んだしっとりした生地。味、食感とも1級品で、マカロンを販売しているケーキ屋さんも驚くはずです。
マカロンの味を引き立たせるように、アイスは、分類こそアイスクリームですが、アイスミルク系のさっぱりした味に抑えました。
(まとめ)セブンプレミアム 赤城乳業のマカロンアイス
2016年のサンド系アイスのなかで、ナンバーワンだと考えます。
赤城乳業の前作「ショコラアンドフランボワーズ」をセブンは取り扱わず、自社製品や大手メーカーにアイス棚を割り振りました。
良いものを扱わないのは、特定商社に紐付かないセブンらしくないと思っていましたが、今回前作以上ものを「セブンプレミアム」として、提案してきました。この辺が、セブンの強さだと思います。
(おまけ1)kiriクリームチーズコーンアイスもおすすめ
チーズ系のアイスとして定番化しつつある、kiriクリームチーズアイス(バータイプ)は、セブンイレブンでも通年で棚を確保しています。冬からは、冷たさを感じるバータイプから、コーンタイプに変更になりました。こちらも、チーズの味が濃く、甘さ抑えめでおすすめです。
PABLOminiは、甘すぎ、少なくとも今の味ではないと思うのであまり推しませんが、超甘党には人気があります。
(おまけ2)セブンのかまくらもおすすめ
アイスではありませんが、セブンイレブンが現在、クリスマスケーキの予習も兼ねて販売中のミニかまくら(300円)もおすすめです。コージーコーナーの、老若男女最大公約数的なスポンジと、ファンが多いクリームを攻略しきった感じに、ババロアで差をつけています。私が、コージーコーナーの社長なら、気絶するレベルの仕上がりです。
今年、断面写真をブログに載せたのは、フランボワーズマカロンアイスと、このミニかまくらだけです。