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共産党が防衛費は人を殺すための予算と発言した件

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共産党が防衛費は人を殺すための予算と発言

共産党の藤野保史政策委員長がNHKの討論番組で防衛費について「人を殺すための予算」と発言。具体的には「軍事費は戦後初めて5兆円を超えた。人を殺すための予算ではなく、人を支え育てる予算を優先する改革が必要だ」。その場で自民党などが取り消し要求したが応じず。

早速公明党議員が「この人たちは、東日本大震災や熊本地震の時の自衛隊の活動をどう思っているのでしょうか?そして、民進党はこのような政党と連合して何を目指していくのでしょうか?」とここぞとばかりに批判。

「東日本大震災や熊本地震の時の自衛隊の活動」を引き合いに出せば、感情に訴えて賛成を引き出せると計算するのは勝手だが、自衛隊は本来は人命救助のための機関でない。もし人命救助に特化した部隊を作れば、装備も訓練もまるで違ってくるはずで、自衛隊に対応できる範囲で対応して頂いているのが実情。命がけの災害救助活動には当然敬意を払うべきだが、自衛隊に可能な範囲で災害時の出動をお願いしていることと、自衛隊の本質や予算規模は別問題でありすり替えを感じる。

※お願い=実際には政府の命令だが、私たちはお願いするという感情を抱いている。

防衛費は人を殺すための予算なのか

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そして「防衛費は人を殺すための予算なのか」という件だが、国家予算で戦闘機、戦車、武器等を購入している以上否定する余地は少ない。確かに現在までのところそれらを派手に使用した経歴がないので、人を殺す予算でなく国民を守る予算にも見える。変な例えかも知れないが、地震に備えて購入し放置してある缶詰は、「食べるために買った」ともそうでないとも言える(実際にはまだ食べていないし、できれば食べる機会がないといいなと思っているから)。力とは攻撃力と防御力の両義性を持つ。言葉の裏表の問題で、選挙戦で論じるべき重大な問題をはぐらかすのはやめて欲しい。

あと共産党と公明党は昔から仲が悪い様子だが、あなたがたは実は互いにそっくりです。知人の共産党支持者と創価大学で会話した公明党支持者を比べると、基本的な主張は「最大多数の最大幸福」だと読み取れる。アプローチの仕方が少し違うだけだ。政権側にいれば多額の防衛費は日本人を守るものに見えるし、逆から見れば武器にしか見えないのだろう。今回せっかく与党VS野党という鮮明な対立軸での選挙戦が進もうとしていたのに、過激発言で水を差した共産党議員も猛省すべきだと思う。志位委員長がせっかく長い時間かけて「外の言葉」で語り続け野党共闘にこぎつけたのに、不用意に「内の言葉」(=赤旗の言葉)を使ってしまった。確かに集団的自衛権は選挙の議題だと思うが、自衛隊を巡る感情的な論争は御免だ。自衛隊は確かに武器を購入しているし、その結果対外的に抑制効果を発し日本人を守っている。この簡単なことを右から見たり左から見たりして口喧嘩をするのはやめて頂きたい。日本を守るために、経済や外交も含めどの塩梅(あんばい)が防衛のベストバランスなのか。もっと本質を論じたい。

※実は共産党も自衛隊は認めていて予算のかけ過ぎを問題視しているだけ。つまり軍事、経済、外交(国・民間)のバランスのかけ方が各党で違うのみ。二分化・単純化を好む私たちの「考えぐせ」とそれに目をつけて煽って稼ぐマスコミの狙いを見抜く必要がある。

追記 共産党議員が発言を取り消しました。安保法制に伴い軍備が強化されていることを念頭に置いていたが、テレビではその断り書きがなかったと釈明しました。

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