読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

じゃーな!

「別な人」が作る社会に引導を渡す

がんの肺や骨への転移とかを 公表するのをやめて欲しい

広告

新着記事 
都市伝説? プレミアムフライデー導入企業って本当にあるの?

34歳のアナウンサー、小林麻央さんが、がんが肺や骨に転移していたことを公表しました。

がんの肺や骨への転移とかを公表するの、やめて~

ameblo.jp

生検の結果を聞くまでの10日間は、
ひとりだけ違う時間軸に生きて、
ゆっくりゆっくり皆とは違う
暗闇に追いていかれるような感覚だった。

「何でも包み隠さず、強い、本当に強い麻央さんに、日々ぼんやり生きている私はハッとさせられました」 このようなコメントが多数あり、公表することで、多くの人の励みになることもよく分かります。

しかし「がんが肺や骨に転移していた」なんて、怖い話、できれば公表してほしくないです……。肺がんは、いつか呼吸不全となり、苦しみもだえながら最期を迎えるイメージ。骨への転移は、不治の病のイメージ。平均寿命が80以上あるのに、40歳手前で死ぬなんて、怖すぎる。こんな恐ろしい話を公表するのは、怖いからお願いだからやめて……。

というのも、自分がガン恐怖症だからです。25歳ぐらいの頃からでしょうか、ネットや雑誌で、若くしてガンにかかった人の記事を見るたびに、ちょっとしたことで、自分もガンかも?と恐れるようになってしまいました。胃がん、大腸がん、膵臓がん、メラノーマ(足の爪のがん)、舌がん……。これまでに、自分がかかったかもと思って、調べて一喜一憂していたがん達です。

お陰で、やたらに健康を気遣うようになり、夜型になりやすく食事が不規則な会社員を辞め、歳とともに体調が良くなるという、意外な効果もあったのですが……。

しかしながら、いつも死を恐れている人間には、「34歳、がんが肺や骨に転移していたことを公表」なんていう記事は、寿命が縮む原因です。馬鹿な、とお思いかもしれませんが、日本人の7%くらいは、死や病気に対して並外れた恐怖心を抱いているのではないかと思います。

飛行機に乗るのが嫌いな人が7%(有効回答数5055。根拠。血液、外傷恐怖症は5%。高所恐怖症、先端恐怖症、トライポフォビア(蓮などへの恐怖症)。この辺りが、死や病気への恐怖症の人の、キーワードではないかと思います。自分は、飛行機は絶対に乗りませんし、電車は後部車両、高速バスは右側やや後ろです(衝突やよく起こる左への転覆に強い)。もちろん、これらの症状を持つ人が全て死や病気への恐怖症だとは考えていませんが、心理的に、無意識下でつながる要素はあると思います。

※私見ですが、死の恐怖が強い人が、政治的には左翼になりやすいのではと考えています。戦争で死ぬということを、かなりリアルにイメージしているからです。

死や病気とどう向き合うか

f:id:travel_jarna:20160920164650j:plain

死や病気とどう向き合うのか。「80歳まで健康で生きたい」「自分は世の中に唯一無二の存在だ」 この2つの欲望や誤解が、死や病気を恐ろしいものにしていると思います。あさがおは、発芽したり、しなかったり、咲いたり、咲かなかったり、立ち枯れてしまったり、種を残したり、残さなかったり、様々な生き方を、予見なく受け入れています。

人間も、下手な予見や、我を張ることをやめれば、死や病気は恐れるに値しません。

それに、死に際して、のたうち回るように苦しんでいる、犬や猫を見たことがありますか?過剰な治療をしすぎなければ、動物は、心地よく死んでいくプログラムを持っているといえます。西洋医学を否定するわけではありませんが、体に負担をかける治療をやりすぎることは、死を最後の悪い体験に変えてしまうと思います。

塩沢ときについて

f:id:travel_jarna:20160920165451j:plain

黒柳徹子と対等に張り合える戦闘力を持つ女優・塩沢ときさん(根拠:髪型)は、30歳で舌がんに罹(かか)っています。公表はしていませんでしたが、当時、歯を全て失っています。

奇跡的に生き延びましたが、57歳で乳がんにかかります。ここもしのぎ、76歳で、再度乳がんに。その後今度は、スキルス性胃がん。結局79歳まで生きられました。死や病気が怖い人は、上の写真をカラー印刷して、お守りとして財布に入れておいてください。

小林麻央さんについて

f:id:travel_jarna:20160423101221j:plain

小林麻央さんは、新潟県の小千谷市出身。私が好きな町のひとつです(写真)。

34歳の小林麻央さんは、がんが肺や骨に転移していたことを公表しました。このニュースがずっとトップニュースに掲示されているのを見て、暗い気持ちになりましたが、調べてみると、肺がんの苦痛は過去のものになりつつあるようです。

yomidr.yomiuri.co.jp

小林麻央さんの乳がんは、3期か4期のようです(末期という用語はやめてほしい)。3期の10年生存率は約50%あり、4期でも26%もあります。人間、生活していれば、自然災害を含めて何があるか分かりません。とくに首都圏は、震災が起こる確率も高まっており、3期程度なら健常人とそう大差はないと考えることもできます(統計学的にではなく気持ちの問題として)

「模範的な患者」という言葉があります。余命などの情報を真に受けすぎ、データ通りに衰弱して、亡くなってしまう患者さんのことです。病気は、心の問題も大きいと思います。

小林麻央さんにお願いしたいのは、公表した以上、最低でも20年は生き延びてほしいということです。54歳まで生きられれば、もう初老であり、決して人生のなかで悪い成績ではありません。病気のことを伏せて闘病されたり、亡くなる方も多いなかで、決して自身にメリットがあるとは言えない、公表の道を選んだ小林麻央さんには、闘病中の方の励みにもなると思い、応援したい念も抱きました。

34歳で死と向かい合うというのは、大変な恐怖であるはずです。その恐怖が理解できれば、まずはそんな話はやめてと思ってしまうものです(即座に「がんばって!」と打ち込んでいる人は、本当には、小林麻央さんに起きていることを理解していないと思う)。しかし、死やがんを恐れていたからこそ、塩沢ときさんや小林麻央さんのことも知ることができました。20年後に、初老となった小林麻央さんのブログを拝見してみたいと思っています。

追伸

小林麻央さんのことをネットで調べていたら、「腹水の写真」を売りにしたまとめ記事がヒットしました。もちろん広告も出しています。闘病を商売にするのは、メディアの常ですが、暗い気持ちになります。がんよりも、こちらのほうがよほど怖いです(このまとめ人、市なないかな~)

www.jarna.jp

www.jarna.jp

www.jarna.jp

www.jarna.jp