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福島復興レポ③ 福島原発20キロ圏内 小高駅に行ってきました

福島復興レポート③小高駅編です。 小高(おだか)駅は、すでに2016年に常磐線の運転が再開され、復興に向けて動いています。今回は、最新の状況をレポートします。

過去のレポート

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はてな村定点観測所様の最近のレポートです

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常磐線の小高(おだか)駅とは?

駅名 いわき駅 竜田駅 富岡駅 夜ノ森~双葉駅 浪江駅 小高駅 原ノ町駅
JR線の復興 特急ひたち終点 2014年6月運転再開 2017年10月運転再開 2019年末までに運転再開予定 2017年4月運転再開 2016年7月運転再開 福島北東部の主要駅
近隣の町の様子   2015年避難指示解除 2017年避難指示解除 帰還困難地域 2017年避難指示解除 2016年避難指示解除  
当ブログ取材   ①2016年12月     ②2017年6月 ③2018年2月 (②)

小高駅は、常磐線を仙台から下った場合、最南端の浪江駅の1つ前にある駅です。浪江駅から南は、現在も不通区間となっています。

不通区間を走る代行バスからの風景は、次の記事にあります。

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仙台駅から常磐線に乗車

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仙台駅から常磐線に乗車します。快適なボックスシートの車両がやってきました。

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車内には、津波のさいの避難方法が写真入りで紹介されています。関東の電車には見られない掲示です。

常磐線の小高駅に到着

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小高駅に到着しました。写真は海側です。

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驚いたのが、駅のトイレが閉鎖されていたこと。

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小高駅近くのポストも使用できず、まだ空き地や、修繕中の家屋が目立つ印象でした。

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請負業務の仕事先へ向かう途中、誰ともすれ違わず、お茶を買おうとしたら、自販機も故障中。町は非常に寂しい様子です。震災前には1日千人近くあった小高駅の乗降客数も、復旧した年には26人まで落ち込んでいます。

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学校の校庭には目新しい芝生が張られ、復興の様子も感じますが、まだ公共施設に留まるようです。

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福島県の浜通りでよく見られる光景です。除染の跡なのか、そうでないのかは分かりませんが、どうしても気になってしまいます。

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数値は気にしていませんが、まだ測定器も目立ちます。

長渕剛さんと柳美里さんが救いのエール

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出典:福島民報2017年4月12日

公共施設に掲示されていた新聞です。震災や原発事故の影響で仮設校舎で授業を行っていた2つの高校が統合し、小高産業技術高校として開校。校歌は、長渕剛さんが作曲、作家の柳美里さんが作詞したそうです。おふたりによる、再生を応援するエールです。

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出典:おそらく福島民報

驚いたのが、校歌の作詞を担当した柳美里さんが、鎌倉に構えた新居を捨て、南相馬市の原町区を経て、福島原発から20キロ圏内の小高駅周辺に引っ越されていたことです。

原町区に数年住んでいたころに、小高の高校に出向き、自己表現をテーマに22回の講義をした縁で、小高駅で電車を待つ高校生のためにブックカフェを作りたいと思い立ったとのこと。

筆者も、将来は塾に通えない高校生のための無料の自習スペースを作る目標があるため、他人事とは思えませんでした。

ふたたび小高駅へ

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明るい話題を得て町を歩くと、見え方も変わるもので、目新しいお店もオープンしていました。写真は、美容室。

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小高駅近くです。行きには気づかなかった奥まった場所に、スーパーも開店していました。

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閉鎖されていると思っていたポストも、よく見ると新品。復興の一環として、運用開始を待っているようです。

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午前中には閑散としていた小高駅も、午後にはクルマや学生の姿が見えました。あまり先入観を持たないように、被災の状況などは調べないで臨むのですが、それでもバイアスはかかってしまうようです。

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柳美里さんのポスターが貼ってありましたので、柳美里さんのブックカフェは、こちらにオープンするのではないかと思います。

motion-gallery.net

クラウドファンディングを実施していました。あと15日で、目標金額にはまだ到達していません。筆者も寄付予定ですので、よろしければ。

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常磐線の本数は非常に少なく、小高駅の狭い待合室は高校生や中学生で一杯になり、冷たい海風が吹くホームにも、人があふれています。もし柳美里さんのブックカフェができれば、暖を取りながら、本を読めるようになるでしょう。

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小高駅に飾られていた、手作りの雪だるまです。

以上、福島復興レポ③ 福島原発20キロ圏内 小高駅に行ってきました、でした。福島原発周辺によく来ているのは、この地区の仕事は一切断らないようにしているからです。東京電力福島原発に関連したことですので、関東在住者が少しでも助力をしなければと考えています。

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