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また炎上してる。。まだやぎろぐで消耗してるの?

やぎろぐ関連がまた炎上しています。ターゲットは、インタビュー記事。しかし、今回はインタビューが冗長すぎたことにも一因がありそうです。このエントリーでは、記事を批評し、やぎろぐの収益構造にも触れていきます。まだやぎろぐで消耗してるの?

長過ぎる やぎろぐへのインタビュー記事

nomad-saving.com

上のインタビュー記事が、絶賛炎上中のようです。読んでみると……、とにかく長い!編集っていうのは、適切な長さにまとめあげるという概念も含むと思いますが、編集者として、どうなのでしょうか?

長い記事は、読むのに時間を取らせる分、質のハードルは上がります。つまり、該当記事は長く、長く、長く書くことで、インタビューを受けたやぎログ(やぎぺー)君に、明らかに不利になっています。インタビュアー、編集者として? 何というべきか……。

あまりに長いので、インタビューを要約してみます。

やぎろぐへのインタビュー

紹介:やぎログ(やぎぺー)氏は、大学在学中からブロガーとして活躍し、新卒後フリーで活躍している

① 新卒後取り組んだ、キャンピングカー生活は、家に引きこもるのが好きな自分としては、大変な消耗で、始めてすぐに後悔したほど。

② ブログを始めたのは、就活でのPRに備えたもの。接客系のアルバイトになじめなかったため、苦肉の策だった。集中するために、全ての時間をそこに投入!

③ 在学中、物件を借り民泊ビジネス。親類には自営業が多い。この背景と、1つに集中する性格から、周囲に勧められた、会社員との2足のわらじは断念。

④ もともとはユニクロ、無印派だったが、いまはファッション研究に専心。

⑤ ほめられて育ち、部活の大会で失敗した以外に、大失敗はないが、なぜか自己肯定感は低め。ブログで成果が出ても幸福感が低く、何が幸福がわからない悩み。

伝えるべき内容は、わずか5つしかなかった! しかも、要約を読む限り、事情を丁寧に説明しており、炎上要素はなし。なぜ炎上したのでしょうか?

長過ぎたのも炎上した一因

スマホで記事を読む読者は、そうそうヒマではありません。インタビュー記事なら、インタビューされる人の注目度により、流し読みや離脱せず、最後まで読み切れる長さが異なります。現在、長文インタビューが許させるのは、例えば香取慎吾か小池百合子あたり? やぎろぐは、人気ブロガーとは言え、このインタビューは、明らかに長すぎます。炎上したのは、編集責任です。

id:hiro2460 三行でまとめて欲しい…

id:hatomugicha 何のサイトなのか調べてないけどインタビューを全載せはスマホには辛い

炎上した一因として、適切な長さを大幅にオーバーランし、質へのハードルを上げすぎ、読者を苛立たせてしまった面があります。確かにインタビューすると、載せたい情報が増えすぎ、削れないジレンマは分かります。自分が書いたインタビュー記事も、いま見直すと、長すぎで全くダメ。

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やぎろぐ側の綿密な準備を無駄にしている

やぎろぐ(やぎぺー)君は、事前に、いま読者が自分に聞きたいことは、次の2つだろうと考えていたと思います。

    1. なぜ、キャンピングカー生活を、突然辞めたのか?
    2. なぜ、会社勤めを否定し、新卒フリーランスなのか?

それについて、当人なりに明快に答えを出しています。

① 新卒後取り組んだ、キャンピングカー生活は、家に引きこもるのが好きな自分としては、大変な消耗で、始めてすぐに後悔したほど。

② ブログを始めたのは、就活でのPRに備えたもの。接客系のアルバイトになじめなかったため、苦肉の策だった。集中するために、全ての時間をそこに投入!

③ 在学中、物件を借り民泊ビジネス。親類には自営業が多い。この背景と、1つに集中する性格から、周囲に勧められた、会社員との2足のわらじは断念。

インタビュー記事は雑然としていますが、シンプルに編集してあげれば、疑問が解消した読者もいたはずです。インタビューを受ける側が、よく考え、準備し、言葉を選んで臨んだのに対し、編集があまりにもぞんざい。これは、自戒を含みます。

id:komeokun 中身がなくて、だれる、、、

id:keisolutions 最後まで読みたくならない記事だった。シェアボタンまだかよ! って思いながら読み飛ばした。チーン。

 この辺りの感想を生んでしまったのは、編集責任だと思います。

最大の焦点を埋もれさせ、流してしまっている

このインタビューの最大の焦点、キモは、下の内容です。

⑤ ほめられて育ち、部活の大会で失敗した以外に、大失敗はないが、なぜか自己肯定感は低め。ブログで成果が出ても幸福感が低く、何が幸福がわからない悩み。

これはビジネス論として、ぜひ掘り下げるべき一言でした。まともなインタビュアーなら、最低でもインタビュー中に食い下がり、編集時にも掘り下げてゆくはず。確かに元記事でも、編集後記でここに触れていますが、あいまいに流してしまった……。もったいないし、編集者としてもう少し時間をかけてほしかった。

そもそも、インタビュー記事が長すぎ、多くの人がこの箇所(かしょ)に至る前に離脱しています。本当にもったいない。やぎろぐに興味がある人なら離脱せず読み抜きます。しかし、そもそも文章というのは「興味がない人の関心を喚起し、ものの見方を変える」ために存在します。自戒を込めますが、もったいないです。

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ビジネスの成功には、無条件の自己肯定感が必要です。これまで何とかなったから、今回も何とかなるだろうの精神。

一方で、強い自己批判や、現状に満足しない壊し屋的な向上心も必要。やぎろぐが、多様な見方があるとはいえ、現在の位置にたどり着いたのはなぜか? 恐らく母親の教育方針から来る自己肯定感と、何をやっても納得がいかない、完璧主義にも通ずる向上心の両輪の存在がありそうです。

こういう切り口は、常に読者のニーズがあり、掘り下げるべき! また、この部分はこの文章を音楽に例えれば「サビ」に当たります。作曲家は、サビを聞かせるために、Aメロ、Bメロをバッサリやります。1小節単位で削り取る猛者もいるほど。この点でも、編集の観点が不十分なインタビュー記事です。

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読者にやぎろぐへの偏見がある

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はてな市民のやぎろぐへの見方の最大公約数が、下のlifefuckerさんのコメントです。lifefuckerさんは、先日私のエントリーをブックマークしてくれた方です。

id:lifefucker 100万円の内訳はなんでしょ?有料サロン、出会い系、グッドポイント診断、相席屋とか…?

やぎろぐに対し、ベースとして「金の猛者」のイメージがあるので、インタビュー記事を読者が時間をかけて読んでくれないのです。しかし、少なくとも、出会い系、相席屋関連で稼いでいるとの見方は、外部から分析した記事が根拠です。

顔出しのブロガーは、Amazonの商品が、想像以上に売れるという事実があります。例えば、パチンコの景品交換所のように、顔を隠したお店と、普通に店主が出てくる小売店のどちらからモノを買いますか?という話です。つまり、やぎろぐの収支構造の分析において、Amazon等の商品販売実績が実勢より低く評価され、その分が出会い家の収益としてカウントされている傾向は否めないと思います。

ブロガーの年齢によって読み分けることも必要

最後に。最近よく思うのが、ブロガーの年齢を考慮して読み方を変えていますか?ということです。

20代というのは、思い出せば分かりますが、失敗ばかりの時期です。私、昨日新卒後に勤めていた会社の忘年会に参加したのですが、いろいろと黒歴史を思い出しました。帰省ついでに、会社の支社を個人的に見学に行き、支社長に挨拶をせずクレームになった件。自分が若かったせいで、何だこいつ全然できねえじゃん、ばーかと思っていた元上司の価値が、ようやく分かってきた件。20代に完成度を求めてはダメです。

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出典:ユーキズム

例えば私、このブログの読者なのですが、タイトルの字体、色、プロフィールから20代感が存分に伝わってきますよね? ですから、このブログを読むときには、言葉は悪いですが、少しハードルを下げて読みます(内容は別に悪くないです)

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出典:元コンサルタントな歴史家―ドイツから見た日本

一方こちらのブログも読者なのですが、こちらを読むときには、ハードルを少し上げるというか、ある程度重い内容を覚悟して、コンディションの良いときに読みます。実際に内容は、しっかりしたものが多いです。

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出典:やぎろぐ | 個人で稼ぐ力を身に付けて、ワガママに生きる方法

それで、こちらの「やぎろぐ」を読むときにも、20代の文章だと踏まえて読みます。確かに、独立事業者なので相応の内容を要求するという意見は分かるのですが、20代は20代です。必ず失敗もしますし、言葉選びを間違うこともあります。

あなたは、ブロガーの年齢を考慮して読み方を変えていますか? 会社員なら、相手が若手か、役職者かで、話の聞き方や対処の仕方を変えていますよね。それと同じようなことである気がします。

まあ、20代で顔出しで独立事業者をやるのは、結構大変なものです。そういう意味で、多少ハンデをあげるべきだと思うのですが、甘いですか?

やぎろぐ関連

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追記 やぎろぐインタビューとタイトル

id:nabeshima-han 自分も長いと思いました。あと、「収益100万でも幸せを感じられなかった」というのが嫌味に感じて癪に触った人が多かったんだろうなと。嫉妬深い人が多い

id:lifefucker "ベースとして「金の猛者」のイメージがあるので、" ←インタビュー記事のタイトルからしてそのイメージがつくのは仕方ないと思うし、このインタビューもブログサロンへの入り口になってると思います。

炎上の原因として、 「23歳で月100万稼いだけど、全然幸せじゃなかった」というタイトルが問題だというご指摘がありました。タイトルとリード文は煽っておいて、読むとなるほどそういうことかと納得させるのが「定石」なんですが、今回のインタビューは途中離脱が発生し、そういう流れができていない気がします。

なるほどと思わせるだけのネタはあったのですが、本当に編集の問題であり、編集の威力を痛感します。

 

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