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【炎上】ヒカルのVALU(バリュー)での詐欺と10万円損した体験談

2017年8月ユーチューバーのヒカルが、VALU(個人に投資する株式市場)に持ちVALU(=株)を全放出し、ファンも含む全株主が最大200万円の損失を出し、炎上しました。その後、株の買戻しを発表したものの、途中で打ち切られる詐欺行為が行われました。

なぜヒカルはVALU(バリュー)で炎上を招いたのか?

VALUとは、株式市場をまね、個人が会社の代わりに上場し、資金を集める仕組みです。表向きは寄付ですが、実際にはファンも含め値上がり益を期待した人が多くいました。しかしヒカルは、自分の株を全て放出し、全ての株の価値をほぼゼロにし、VALU出資者に対する裏切り行為として炎上しました。

これは、どういうことなのでしょうか?

例えば、基本的にサインを書かないある芸能人がサインを100枚、各1万円で販売します。するとファンや一般の人は、価値が上がるかもという期待を込め1万円でサインを購入するでしょう。しかし、直後にその芸能人が、サインを5000枚売り出します。すると、世の中にあるサインは5100枚にも上り、1万円以上出そうという人は、いなくなります。メルカリに出しても、2000円程度でしか買い手がつかないでしょう。この芸能人は、1万円での購入者を欺き、わざと8千円損させたこととなります。

VALU(=株)の場合、多数購入できますので、最大の損失額は1人200万円にも上りました。200万円を損したのは、ヒカルのファンではなく、投資家だったと思われます。しかし、多くのファンが巻き込まれ、10万円以上を奪われた人も、多数存在したと見られます。同時に、ヒカルの関係者が、価値が暴落する前にVALUを売り払い、利益を得ていたことも批判され、大炎上しました。

炎上に対しヒカルは、値上がりを期待して負けたのは自己責任という内容の発言をし、さらに炎上を招きました。

ヒカルは、VALU(バリュー)炎上についてお詫び

ヒカルは、VALU(バリュー)炎上について下のようにお詫びし、VALU(=株)を適切な値段で買い戻すと発表しました。

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ヒカルのVALU買戻しは途中終了 詐欺・嘘と言われても仕方がない

 

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ヒカルは実際に、上の画面のように1VALU=0.06ビットコインで買戻しを始めましたが、約400程度の株を買い戻しただけで、それ以降の対応はなし。買戻し開始初期に対応できた人以外は、買戻しを受けられず、信用を失い価値が暴落したヒカル株を格安で処分するしかありませんでした。

【体験談】ヒカル株をかなりの額購入し、最終的に10万円の大損

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上に書いたように、著名ブロガーやユーチューバーのような、大インフルエンサーの新規公開のVALUは、持っていればほぼ必ずプラスになります(2107年夏現在の状況です。現在は、ヒカルの炎上騒動でVALU全体の人気が落ち、値上がりはしづらくなりましたので、様子見が妥当です)。

自分は、大インフルエンサーである、LINEの田端信太郎氏のVALUで少しだけ財産を作っていたこともあって、もしヒカルがVALUに上場すれば、必ず買おうと思っていました。そして、発売後にかなりの金額分のVALUを購入しました。

ヒカルの全株放出には、ある時点で気づきました。冒頭のたとえ話を使うと、100枚のサインのうち何枚かを持っていたが、5000枚が安く売り出された状況です。いま思うと、ヒカルが全株放出を続ければ、希少性(=珍しさ)が薄れ、株が紙くず、つまり誰も買い手がつかず、氷漬けされる状態になるリスクはあったのですが、当時は、「期間限定で放出しているのだろう。今のうちに買えるだけ買っておこう」と思っていたのです。

結果的に、一時は40万円相当が紙くずになるリスクとなりました。その後、何割かはまずまずの値で売却でき、さらにヒカルからVALUの買戻しが発表され、全て買戻しを受ければ10万円程度のプラスになる計算でした。しかし、どの程度売り、どの程度手元に残すかを検討しているうちに、約束より相当早い段階で買戻しが停止され、結局安く売ることとなり、10万円程度の損失となってしまいました。

  • 投資は、よく分からないものには手を出さないのが鉄則。
  • 一方で、新規モノは勝つチャンスが豊富であり、リスクを取るべき。

投資には、このように、矛盾したセオリーがあります。判断が難しいところですが、結局のところ、なくなってしまっても良い額を回すしかないということでしょう。

絶対にコケないはずのヒカル株がコケたということ

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ビットコインやVALUは、値動きの波がありますので、利益を出すこと自体は非常に簡単です。少しの思い切りがあれば、すぐに驚くほどの利益が出ます。

しかし、上のエントリーに書きましたように、貨幣モノは必ず、中期的に一気に紙くずになるフェーズを持っていると言えます。資金を大量に失うフェーズについては、貨幣論の専門家、岩井克人氏が朝日新聞のコラムで明らかにしています。南海千一夜物語の『瓶の妖鬼』には、貨幣の特質を当てはめられる要素がある、という内容です。

要旨

  • 主人公の青年は、50ドルで中に小鬼が住む小瓶を買った。
  • あらゆる願い事がかなう小瓶だが、持ったまま死ぬと、地獄行きとなってしまう。手放すには、1セントでも安く、他人に譲り渡せば良い。
  • 最初の持ち主は、数百万ドルで小瓶を買った王様だった。その後多くの人の手を渡り、50ドルまで価値は下がっていた。
  • 青年は、小鬼に願いを聞き入れてもらい、豪邸を建て、小瓶を無事に売り払った。
  • しばらくして、青年には恋人ができた。しかし、青年は不治の伝染病かかり、会うことも手をつなぐこともできなくなってしまった。
  • 青年は、泣く泣く、ある人が手放せずに困っていた小瓶を、1セントで買い取った。

全文(長くはありません。面白いです)

→ ケアウェとその妻コクアの物語

この逸話は、VALU、ビットコイン、そしてあらゆる投資話やギャンブルに通ずる、貴重なストーリーだと思います。

今回は、1株でも持っていれば、莫大な利益が約束されたヒカルがコケました。これは、競馬で言えばディープインパクトがゲートを出た直後に落馬し競走を取りやめるようなものです。始まったばかりのVALUで、しかも影響力が大きいヒカルの株で、この暴落フェーズが発動するとは、夢にも思いませんでした。

ヒカルという勝ち馬に乗ろうとしたときに、『瓶の妖鬼』のことが頭にあり、購入額は多少はセーブしました。しかし、値上がり後に40万相当を持っていたということは、購入額も決して少額ではなく、かなり焦ったのも事実です。一時、小鬼が住む小瓶は、ヒカルが買い取ることになったのですが、結局自分が買い取り、10万円を損する形となってしまいました。

それでも投資は検討しなければならない

ビットコインやVALUは、このブログのネタのために始めたようなものですが、根っからのギャンブラーのため、割と本格的に参戦することになりました。そこで、身に染みて分かったのが、お金はお金を連れてくるということ。お金はお金を生む性質が、やはりあるのです。

本来、お金は、価値があるものを作って産み出すべきですし、自分もそのように心がけています。自分の収益の大半は、教育関係(文章の添削等)などの事業で得ています。しかし、価値があるものを時間をかけて作り、販売してゆく方法には、収益の爆発力の点で限界があります。

人生の長さには限りがあります。私自身の目標として、塾や予備校に通う費用がない高校生のために、無料の自習室を建てるというものがあります。そういった事業を、生きているうちに実現するには、正攻法の事業収益だけでは限界があるのも事実。

ビットコインやVALUなどの投資話に対して、怪しいから手控えるというのも十分ありですが、お金はお金を連れてくるという事実は、一応知っておいてもよいのではないかと思います。

【まとめ】ヒカルのVALU(バリュー)での詐欺と10万円損した体験談

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今回のヒカルの詐欺事件?は、見方を変えると、投機目的のオッサン(←私を含む 笑)の財布から札束を抜き取り、プレステに変えてキッズに配るという、義賊的な側面があったかも知れません。実際に、ヒカルのVALUを買った大株主は、起業家、DeNAの人など投機目的のオッサンばかりです。これは仕掛けが決まれば、ちょっと面白いなと思ったのも事実。

しかし、アルバイトして貯めたお金でVALUを購入したファンも、小株主として多数含まれていました。これは完全な誤爆であり、大学生や25歳くらいまでのファンには、損失を補償してあげてほしいです。

今回の大炎上騒動は、VALUは投資の建前だけど、実際、完全投機になっとるやんという、ヒカルからの強力なメッセージとしての価値は残ります。

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