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VALUは儲かるのか? 25万円投資してVALUのビジネスモデルから学んだこと

VALUに、25万円の自己資金を投資し、儲かるのかどうかなど、経過を観察中です。この記事では、VALUをビジネスモデルとして評価してみます。ビジネスや副業の参考とされてください。なお、この記事は、投資を始めて、結果が出る前に気づいたことを書いたものです。

(7/11AM5:00追記)ビットコインの相場が急変しています。VALU参加の場合、注意してください!

(追記) 投資結果は以下の通りでした。

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VALUとは?

  • (じぶん株式会社)に、お金を出資する。
  • その個人に注目が集まり、株価が上がった時点で売却すると、お金が増える(※買い手がつかないこともある。また、お金が減ることもある)。
  • 応援したい人に、クラウドファンディングのように投げ銭する趣旨。
  • 出資を受ける側は、自分でも株(VA)を持つことが大半。利ザヤが収益。
  • 株式投資に似せ合法とされるが、ややグレー。お金は、ビットコイン。 

VALUは、プログロガーが信者から資金を吸い取るネズミ講?

VALUは、スタート直後、多くの信者 読者を抱えるプロブロガーの活躍が目立ったこともあり、ねずみ講ではないかとの指摘が相次ぎました。

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プログロガーなど、投資対象者(=じぶん株式会社)が、VALUで集金する仕組みを簡単に言えば、次のようになります。

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  • 投資対象者(=じぶん株式会社)が、自分の株(VA)の購入を読者に依頼。
  • 読者(Aさん)が、5万円で1株を購入。
  • 次に、読者(Bさん)が、6万円で1株の購入を申請。Aさんが売却を決断すると、1万円の儲けが得られる。
  • その次に、読者(Cさん)が、7万円で1株の購入を申請。Bさんが売却を決断すると、1万円の儲けが得られる。

あくまで模式図ですが、上のような流れになります。つまり、値上がり益を狙い、子、孫、ひ孫……と、徐々に買っては手放す流れができ、さらにトップに君臨するブロガーには、座して大きな利益(模式図の場合、ノーリスクで5万円)が転がり込みます。

例えばイケハヤ株は、初値は1株千円でしたが、16万円まで上がりました。初値で購入し、最高値で手放した人がいるとすれば、15万円以上の利益となっています。そして、イケハヤ氏が得た儲けは、実に1千万円以上です。

このように、頂上と古参の会員が有利であり、確かにねずみ講の要素を持ちます。

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本当に儲けているのはVALU運営側のはず

しかし、イケハヤ氏ら投資対象者が儲けているとしたら、運営者はもっと儲けているはず。古くからの商売に対し、インターネットビジネスには、次のような特質があります。

  • 主な商品は、情報の発信。製造コスト、在庫管理のコストが低い。
  • 情報を自己発信せず、他人に作らせればさらに低コスト(例:まとめサイト)。
  • 商品自体にタッチしない仲介業は、さらに低コスト。高収益が期待できる。

VALUは、投資対象者(競馬で言うとウマ)と投資者(競馬ファン)の仲介をするだけ。VALUの宣伝や集客は、投資対象者に任せ、市場の取引から利益を抜くだけの形です。参加者が増えればかなりの高収入になります。

VALUのビジネスモデルは最強と言える
  • 最強のビジネスモデル=情報だけを扱う+情報は作らせる+仲介にとどめる

身近なところでは、楽天トラベルやじゃらんは、優れたビジネスモデルだと言えます。施設づくりや、接客・食事の提供といった作業を捨象し、宿泊情報や口コミだけを扱う。そしてそれらは、旅館側や宿泊者にタダで作らせる。仲介に徹する。

儲かるからこそ、トリバゴが、利益の9割を広告にぶち込んで参入してくるわけです。

競馬周辺業界からVALUのビジネモデルを類推してみる

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2017年は、武豊騎手のキタサンブラックが話題になりましたが、現在の中央競馬でもっとも活躍するのは、ディープインパクトを生産した、社台系の生産者や厩舎(きゅうしゃ)です。

競馬歴15年で、予想のメールマガジンを満席にした実績もある筆者が、中央競馬(JRA)界隈を、儲かる順に並べると以下のようになります。ヒントは堂本剛。

中央競馬(JRA)界隈の儲かる順

  • 胴元(JRA) > 強力な関係者(生産者・厩舎・騎手) > 情報提供者 > 競馬ファンや非力な関係者
  1. 胴元(JRA)は、競馬ファンが勝っても負けても、2~3割の手数料を取得しする。例えば、G1の宝塚記念なら、数分で50億円もの収益。胴元強し。
  2. 強い馬を育てる生産者(社台系)や、つながりのある厩舎・騎手(ルメール騎手など)も高収益。年収で1億以上を稼ぐ騎手も。
  3. 競馬予想のためのデータや、予想の販売(情報提供)も、情報を扱い、在庫管理がないため、収益率はまずまず。
  4. 競馬ファンは、ご存知の通り、年間では損をしている人が大半。また、厩舎関係者や騎手も、ランキング下位の場合は生計が立つか立たないかの瀬戸際。

JRA界隈の儲かる順を、VALU界隈に当てはめると、以下のようになります。

  1. 胴元(JRA)⇒ VALU
  2. 強い馬の生産者・厩舎・騎手 ⇒ イケハヤ(1千万円を調達)
  3. 情報提供者 ⇒ 今後、銘柄ランキングなどのサイトが出てきそう。
  4. 競馬ファン ⇒ 投資者(新規株は儲かることもあるが、値下がりや氷漬けのリスクも大きい)非力な関係者 … 株が全く売れない投資対象者が実は大半。

VALUの強弱図(誰が儲けることになるか)

  •  VALU運営 > 炎上系プロブロガー > 情報サイト > 投資者・不人気の投資対象者

おおかたこの図式で間違いがないでしょう。

応援名目の投資なのに、なぜ炎上系ブロガーに投資が集まるのでしょうか? 現状の規模では、大半の投資対象者の株(VALU)はほとんど売買されておらず、値上がりはおろか、氷漬けのリスクも高くなっているからです。はじめはクラウドファンディングのつもりで、VALUに関心を持っても、多少でも儲けを意図するなら、炎上系プロブロガーやネットでの有名人をチョイスするしか選択肢はありません。

VALUのビジネスモデルの優れたところ

上述のようにVALUのビシネスモデルは、情報を扱い、さらにそれを他人に作らせ仲介を施すだけ、という点が優れています。楽天トラベルやじゃらんと同様。

このほかにも優れた点が、多々あります。

  • 現代人の主な欲求の1つである、お金を稼ぐという点をあおっているところ。
  • 対外的にはクラウドファンディングの構えとなり、社会性が高いこと(あるいはそれを装っていること)。叩かれないためには必須。
  • 企業から個人、副業の広がりという時代の流れをつかんでいる。
  • 自分の価値を認められたいという、いわゆる承認欲求を刺激し、投資対象者を、審査待ちになるほど集めている。
  • 投資者は、株(VALU)を買うことで、そのブロガーやタレントから認知され、SNS等で交流できる可能性もある。これも承認欲求の1種。握手券型。
  • 日本人が好むランキング形式へ発展する可能性。ミスコン、好き・嫌いな芸能人のように、人にランクづけするコンテンツは、えげつなくとも人気。
  • 仕組みそのものへの賛否が半々に割れること。ネット上では否定的意見が拡散しやすいものの、目にした人は一定の割合で支持・関心組にもまわる。

いろいろと叩かれるVALUですが、どの角度から見ても、成功する可能性が高いビジネスモデルではないかと思います。VALUが成功するかしないかは、多くの人にとって無関係ですが、副業志向があるなら、学ぶこともあると考えます。

追記 実際にはヒカルの炎上騒ぎで、VALUはほぼオワコンになってしまいました。

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VALUに投資するなら

VALUの強弱図(誰が儲けることになるか)は、以下のようになると推測しました。

  • Valu運営 > 炎上系プロブロガー > 情報サイト > 投資者・不人気の投資対象者

結論から言うと、投資者は不利な立場。すると自分はVALUで稼いだという、反論が返ってくると思います。しかし、ギャンブルは、誰が買っても必ず1度は儲かる糸口があるのです(そうでなければ誰も参入しない)。

例えば宝塚記念まで、11回連続して馬券圏内に入ったキタサンブラックは、投資していれば、ある程度稼げたでしょう。しかし、あるYouTuber(ヒカル)が宝塚記念でキタサンブラックに賭け、1340万円を失ったように、ギャンブルには必ず資金を大量に失うフェーズが確率論的に仕組まれています。やや専門的ですが、宝塚記念の場合、開催時期やコース形態などに、そのフェーズが仕組まれています。

それは、ビットコインも同様。儲けること自体はさほど難しくなく、中長期的に儲け続けることが難しいのです。

唯一の方法は、新規公開直後の投資。ビットコインはすでにタイミングが過ぎていると思いますが、VALUは、今後も有名人の参入の可能性があります(最近ではLINEの田端氏)。そして、ある程度稼げたら、さっと撤収することが重要だと思います。

追記 VALUは、ヒカル事件以来参加者が減り、儲けることは難しくなっています。

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儲け話に注意! 資金を大量に失うフェーズが確率論的に仕組まれています

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資金を大量に失うフェーズについては、貨幣論の専門家、岩井克人氏が朝日新聞のコラムで明らかにしています。南海千一夜物語の『瓶の妖鬼』には、貨幣の特質を当てはめられる要素がある、という内容です。

  • 主人公の青年は、50ドルで中に小鬼が住む小瓶を買った。
  • あらゆる願い事がかなう小瓶だが、持ったまま死ぬと、地獄行きとなってしまう。手放すには、1セントでも安く、他人に譲り渡せば良い。
  • 最初の持ち主は、数百万ドルで小瓶を買った王様だった。その後多くの人の手を渡り、50ドルまで価値は下がっていた。
  • 青年は、小鬼に願いを聞き入れてもらい、豪邸を建て、小瓶を無事に売り払った。
  • しばらくして、青年には恋人ができた。しかし、青年は不治の伝染病かかり、会うことも手をつなぐこともできなくなってしまった。
  • 青年は、泣く泣く、ある人が手放せずに困っていた小瓶を、1セントで買い取った。

この逸話は、VALU、ビットコイン、そしてあらゆる投資話やギャンブルに通ずる、貴重なストーリーだと思います。

 

 

追記 25万円投資の結果が出ました!

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